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中韓勢が躍進してヨーロッパ勢はひっそりと復活、日本勢は?…モスクワモーターショー2018

2018年9月11日(火) 23時28分(タイ時間)
ルノー・アルカナの画像
ルノー・アルカナ
《撮影 古庄速人》
VWの仮設ブースの画像
VWの仮設ブース
《撮影 古庄速人》
VWの仮設ブースの画像
VWの仮設ブース
《撮影 古庄速人》
ジャガーはiペースを展示したほか、子供が遊べるブースを展開の画像
ジャガーはiペースを展示したほか、子供が遊べるブースを展開
《撮影 古庄速人》
ジャガーはiペースを展示したほか、子供が遊べるブースを展開の画像
ジャガーはiペースを展示したほか、子供が遊べるブースを展開
《撮影 古庄速人》
BMWはi8ロードスターとCエボリューションを展示の画像
BMWはi8ロードスターとCエボリューションを展示
《撮影 古庄速人》
ポルシェ・ミッションEの画像
ポルシェ・ミッションE
《撮影 古庄速人》
吉利汽車ブースの画像
吉利汽車ブース
《撮影 古庄速人》
広州汽車ブースの画像
広州汽車ブース
《撮影 古庄速人》
力帆汽車ブースの画像
力帆汽車ブース
《撮影 古庄速人》
長城汽車ブースの画像
長城汽車ブース
《撮影 古庄速人》
江淮汽車ブースの画像
江淮汽車ブース
《撮影 古庄速人》
欧米諸国の対ロシア制裁が続く中で開催され、やや寂しい内容となったモスクワ国際オートサロン2018(MIAS2018)。しかし突然の出展キャンセルが相次いだ前回(2016年)と比べると、かつての賑わいが復活しそうな気運が感じられた。

象徴的だったのはルノーが完全に復活しただけでなく、新型クロスオーバーの『アルカナ』をワールドプレミアしたこと。この背景には、ロシア最大の乗用車ブランド「ラーダ」を擁するアフトワズが、ルノー/日産グループの傘下となっているという事実がありそうだ。

そして他の欧州ブランドも完全復活とはいかないまでも、ロシア市場を見据えて限定的ながら出展を再開していたのが、前回との大きな違いだ。まずVWは展示ホールではなく、駐車場に仮設テントを設置してラインナップを展示。簡易的な試乗コースも設けて人気を集めていた。

また隣接する展示ホールでは「テクノロジー・フェスティバル」と銘打ち、最先端の電動モデルを集めた企画展示「MOBILISTIC'18」(モビリスティック18)が開催されたのだが、ここではジャガー・ランドローバーとBMWそしてポルシェがブースを展開し、それぞれ『iペース』、『i8ロードスター』と『Cエボリューション』、『ミッションE』をディスプレイ。

いっぽうメインの展示ホールでは、中韓勢の存在感が確実に増していた。現代と起亜はアフトワズと同等の広さのブースを展開し、ロシアで販売する車種のほとんどをディスプレイ。中国勢としては吉利汽車、広州汽車、力帆汽車、長城汽車のハバルが大規模なブースを展開し、それぞれ本格的なプレスカンファレンスも実施。新モデルの披露こそなかったものの、ロシア・プレミアとなる車種をアピールした。このほか、小さいスペースながら江淮汽車も出展している。

こうしたしたたかな姿勢を見せる欧州勢や中韓勢にたいして、残念ながら日系ブランドの姿はまったく見当たらなかった。前回に続いて出展を取り止めた理由はそれぞれにあるのだろうが、これは今後のロシア市場におけるビジネスに、じわじわと悪影響を及ぼすことになってしまのではと思えた。

ロシアの自動車ディーラー大手は、数多くのブランドを取り扱うのが通例。そして「信頼しているディーラーが取り扱っているなら、馴染みのないブランドの車種でも買える」と考える消費者が少なくない。同国で三菱車の人気が高いのは、とりわけ大きな信頼と支持を集めるディーラーが三菱車を積極的に取り扱い、そのオフロード性能の高さを広く知ってもらえたためだ。

こうしたディーラーにとって、同国市場に積極的な姿勢を見せるメーカーを重視するのは当然のこと。しかしMIASを視察したディーラー関係者は、日系ブランドにたいしてどのような思いを抱いただろうか。ゆくゆくは大衆へのアピールに積極的な中国系ブランドを優先させるようになり、消極的な日系ブランドの取り扱いは次第におざなりになってゆく、なんてことになってしまわないだろうか?
《古庄 速人@レスポンス》


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