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タイ航空機長、同僚優先で乗客に席移動強要 離陸2時間遅れる

2018年10月19日(金) 15時00分(タイ時間)
【タイ】タイ国際航空の機長が、乗客として搭乗した同僚にファースクラスの座席を用意させるため、一般の乗客にビジネスクラスに移ることを強要し、しかも、この騒ぎで離陸が2時間以上遅れたことが明らかになった。

 トラブルが発生したのは11日のチューリッヒ発バンコク行きTG971便。乗客がことのてん末をインターネットの交流サイト(SNS)に投稿し、タイのメディアが大きく報じた。ネット上には「(機長は)空の上に長くいすぎて自分を天使だと思ってるのか」「赤字の航空会社がやることか」「完全民営化して倒産させろ」といった批判が殺到している。

 タイ航空のスメート社長は18日、声明を出し、「プロの仕事ではなかった」として、同便の乗客に謝罪。席の移動を強いられた乗客には直接会って謝る考えを示した。また、「会社のイメージに影響する重大な事案」で、再発防止に向け、事実関係を調査すると表明した。

 タイ航空はトラブルの経緯を明らかにしていないが、ビジネスクラスの乗客をファースクラスにアップグレードした後に、出張から帰る同社のパイロット4人が搭乗することになり、機長がアップグレードした乗客をビジネスクラスに戻らせたもようだ。

 今回のトラブルについて、タイ・パイロット協会のメンバーは、タイ航空のパイロットが社用で搭乗する場合、席が空いていればファーストクラスが利用できると社則で定められていると主張。譲歩し続ければ立つ場所もなくなるとして、一方的な報道に対し法的措置をとる考えを示した。

 タイ航空は2013年120.5億バーツ、2014年156.1億バーツ、2015年130.7億バーツと多額の赤字を垂れ流し、経営再建に乗り出している。2016年は収支がほぼとんとん、2017年は21.1億バーツの赤字だった。今年1―6月期は売上高が前年同期比6%増の1007.1億バーツ、最終損益が3.5億バーツの赤字。 

 2017年2月から社長不在が続いたが、今年9月、タイ国営不動産管理会社タナラック・アセット・デベロップメント前社長のスメート・ダムロンチャイタム氏が社長に就任した。
《newsclip》

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