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【PR】子どものADHD ―バンコク病院―

2018年12月3日(月) 23時37分(タイ時間)
子どものADHD ―バンコク病院―の画像
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子どものADHD

ADHD(注意欠陥・多動性障害)


 子供の多動性、衝動性、不注意にお気付きになっていますか? もしかしたら注意欠陥・多動性障害(ADHD)かも知れません。精神科が2016年にまとめたデータによると4、2万人の6~15歳の子供がADHDに苦しんでいます。

 男の子は女の子より4~6倍発症しやすく、40~50人のクラスでは2、3人がADHDを患っています。ADHDは日常生活や学校生活に大きく影響する病気です。ご両親がADHDをより深く理解することで子供にとって最良の手助けをすることができるでしょう。

ADHDとは何か?

 ADHD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)、は日本語で「注意欠陥・多動性障害」と呼ばれます。ADHDは発達障害の一種で、多動性、衝動性、不注意の3つの特徴があります。3~7歳に軽い症状だが発症しやすく、学校に通い始める7歳くらいから症状がより目立つようになります。現在ADHDのはっきりとした原因は分かりませんが、集中や理性などの機能をする前頭葉の働きが通常より弱いことからではないか、と考えられています。

症状

1. この障害の主な特徴は多動性、衝動性、不注意ですが、ADHDと診断するにはその症状が出る期間や環境にもよります。ADHDを診断する症状は、以下のAかBのどちらかになります。

 A) 子供に以下の不注意の症状が6つ以上見られ、それが年齢相応のものではなく6カ月以上続いている場合

 *  学校の勉強や活動をする時、細かいところまで注意を払わなかっり不注意のミスをしてしまう
 *  課題や活動に集中できない
 *  対面で話しかけられているのに、聞いていないように見える
 *  言われたことを最後までこなせないため、学校の課題や宿題を終わらせられない
   (反抗や理解ができないからではない)
 *  順序だてて物ごとを進めることが困難
 *  思考を使う活動を嫌う(学校の宿題や課題など)
 *  勉強や活動に必要な道具を忘れがち(引き用具など)
 *  周りのことに気をとられやすい
 *  日常的に行う活動を忘れがち

 B) 子供に以下の多動性や衝動性の症状が6つ以上見られ、それが年齢相応のものではなく6カ月以上続いている場合

 多動性

 * じっとしていられない、落ち着いて座られない
 * 無断で席を立つ
 * するべきでない場所で走り回ったりよじ登ったりしてしまう
 * 遊びや活動におとなしく参加することが困難
 * ずっとエンジンがかかってるかのようにいつでも「走る準備」ができている
 * 過剰に喋る

 衝動性

 *  質問を最後まで聞かず、先に答えてしまう
 * 列に並んだり順番を待つたりすることが苦手・嫌う
 * 他人の活動に割って入ったり邪魔したりしてしまう(会話を遮るなど)

2. 7歳になる前から症状が見られる

3. 2カ所以上の場所で症状が見られる(自宅や学校など)

4. 症状がひどく勉強、社交、仕事に影響しているとはっきり分かる

5. 症状が、広汎性発達障害、統合失調症、精神病を患っている間に見られるものではない場合。
  また、ほかの精神障害の症状と一致していない場合(気分障害、不安障害、解離性障害、人格障害など)。

治療を受けるタイミングは?

 ADHDが成長するにつれて自然に治ることはたったの15~20%の確率で、60%以上の患者がADHDを持ったまま社会人になります。なので症状を甘く見ず、治療を受けるタイミングを注意深く見極めることが必要です。以下がすぐに治療を受けるべきサインです。

 * 成績が悪いまたは下がる - 症状が強くでいる子では、小学1、2年生から成績が悪く、小学4年生に上がってからより成績が下がります。ただしIQ(知能指数)が高い場合は成績に影響は少なく、中学に入ってからADHDの症状が出ることがあります。また、ADHDと発達障害の両方を持っている子供は勉強に大きく影響するため、テストの点数や成績が低くなります。
 * 先生から学校での生活態度に問題があるとのが報告がある
 * 症状が強く出ている
 * 不注意や衝動性によって遊んでるときに、ほかの子をケガさせてしまうことがしばしばある
 * 子供が友達の輪から孤立している、社交を嫌がる、いじめにあうなど

治療法

 現在ADHDの治療法は4つあります。

 1. 行動療法 - 子供の不適切な行動を排除し、良好な行動学ばせ強化するトレーニング。軽度のADHDやトレーニングを受け入れいる子供には非常に効果的な医療法です。

 2. 薬療法 - ADHDの代表的な薬はメチルフェニデートで、個人差はありますが服用することによってわずか1~4週間で70~80%症状が改善されるという非常効果の高い薬です。ただ、医師が患者の年齢や症状にあった薬を選択するので、必ずしもこの薬を服用するとは限りません。

 3. 教育支援 - ADHDの個人授業を受けさせるなどの特別なサポートをすることで学ぶ力を強化させます。授業についていけない子、特に発達障害も患っている子供に非常大切な支援です。

 4. 定期的な診察 - 定期的に診察を受けることによって子供のADHDについてより理解し、症状にあった教育法や接し方のヒントになります。

多動性とADHDの違い

 子供に多動性の症状が見られるからといって必ずしもADHDを持っているとは限りません。多動性とは「じっとしていられない」という意味を持ちます。多動性にはさまざまな原因があり、ADHDもその原因の一つに過ぎません。

 ほかには、IQが高い、不安症、感覚運動発達の遅れ、脳損傷なども多動性の原因になります。ADHDのはっきりとした原因は分かっていませんが、脳の異常が直接的な原因だと考えられています。さらに、遺伝子が大きく影響していることが分かっています。両親のどちらかがADHDを患っている場合、子供は50%もの確率で発症します。

スマートフォンやタブレットの制限

 現代スマートフォンやタブレットの利用は当たり前になっており、家事や仕事で手が離せないときに、子供にモバイル端末で遊ばせる方も多いではないでしょうか。ただし、子供のスマートフォンやタブレットの利用はしっかり制限するべきです。なぜならこれらのデバイスは子供のADHD発症率を向上させるからです。


 長い時間利用することによって、集中力がない、多動性、衝動的、順番を待てない、他人とのコミュニケーション不足などの傾向が上がり、もともとADHDを持っている子供は症状が悪化します。この他に、視力低下、話すスピードが遅い、姿勢が悪いなどの原因になります。そのため、保護者の方から積極的にスポーツや音楽などの子供の発達や成長に良い活動を進めるべきです。

 可能であれば10歳まではスマートフォンやタブレットの利用は禁止し、10歳以上の子には1日1時間までに制限すれば悪影響はありません。

 ADHDの治療は時間がかかる上に、保護者、学校の先生、子供自身の協力が必要なため、子供のADHDを疑ったらなるべく早く医師に相談することをおすすめします。

Reference:

Dr. Chollapat Chaturongkul
a child and adolescent psychiatrist, child development clinic, Bangkok hospital


www.psychiatry.or.th
www.thaipediatrics.org
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