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タイの中規模2行合併 タナチャート銀行とTMB

2019年3月4日(月) 01時46分(タイ時間)
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写真提供、TCAP
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写真提供、TCAP
【タイ】タイの商業銀行6位のタナチャート銀行と7位のTMB銀行が年内に合併する計画だ。合併後の資産総額は約1.9兆バーツで、タイの商業銀行6位。

 タナチャート銀行、TMB銀行、タナチャート銀行に51%出資するタイの金融持ち株会社タナチャート・キャピタル(TCAP)、49%出資するカナダのノヴァ・スコシア銀行(スコシアバンク)、TMB銀行に25%出資するオランダの金融大手INGが2月26日、覚書に調印した。

 合併行への出資比率はINGとTCAPがそれぞれ20%以上で、現在TMB銀行に26%出資するタイ財務省も大株主として残る予定。ノヴァ・スコシア銀行は2015年からタナチャート銀行株を売却する意思を示しており、合併にともない持ち株を売却する見通し。

 TMB銀行はタイ軍系の銀行として1957年に発足。1997年のアジア経済危機を経て、タイ軍の出資比率は1.8%まで低下している。

 タナチャート銀行は2002年設立。2007年にノヴァ・スコシア銀行の出資を受けた。

 タイの商業銀行の資産総額はワチラロンコン国王が23.4%出資するサイアム・コマーシャル銀行(SCB)が3.2兆バーツで1位。2位はタイのラムサム財閥系のカシコン銀行(KBANK)で3.2兆バーツ、3位はタイと香港を拠点とする金融財閥ソーポンパニット(陳)家系のバンコク銀行(BBL)で3.1兆バーツ、4位はタイ国営のクルンタイ銀行(KTB)で2.7兆バーツ、5位は三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下のアユタヤ銀行で2.2兆バーツ。上位5行と6位以下の差が大きく、タイ金融当局がかねてから、中小規模行の合併の必要性を主張していていた。
《newsclip》