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タイ南部の政党支持率 反軍政の新しい未来党が1位、民主党に衝撃

2019年3月12日(火) 23時27分(タイ時間)
【タイ】タイ国立プリンス・オブ・ソンクラー大学がタイ南部14県の有権者を対象に2月に実施した政党支持率調査で、支持率1位はプラユット軍事政権と全面対決する姿勢を見せている新党、新しい未来党で27%だった。回答者は1431人。

 支持率2位は南部が地盤で反タクシン元首相派の民主党で24%、3位は軍政と対立するタクシン派のプアタイ党で19%。軍政派のパランプラチャーラット党は12%で4位だった。

 民主党は過去30年、南部で圧倒的な強さを誇ってきた。しかし、今月24日の議会下院(定数500)総選挙を前に、支持層が重なるパランプラチャーラット党に支持が流れた上、軍政派にもタクシン派にも投票したくない有権者が新しい未来党支持に回ったとみられる。

 民主党のアピシット党首(元首相)は今月10日に突然、プラユット首相を支持しないと明言した。南部の地盤がゆらぎ、総選挙で大敗する可能性が高まったため、旗幟を鮮明にする必要に迫られたようだ。

 タイは2014年の軍事クーデターでタクシン派の民選政権が倒されて以来、軍政下にある。軍政は内外の圧力を受け、8年ぶりの下院選を受け入れたが、軍政の支配下にある任命制の議会上院(定数250)が議会下院とともに首相指名選挙で投票するため、軍政派は下院で130―140議席を確保すれば政権を維持できる。

 軍政派は下院選後、同じ反タクシン派の民主党とパランプラチャーラット党が連立を組み、政権を維持できると計算していたようだが、アピシット党首の発言で状況は不透明となった。ただ、アピシット党首は昨年11月に行われた党首選で、軍政支持派の候補に辛勝し、党内基盤が弱体化している。民主党が下院選で大敗すれば、党内の軍政支持派が主導権を奪い、パランプラチャーラット党と連立を組む可能性がある。
《newsclip》

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