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タイ下院選非公式開票速報 議席数でタクシン派と軍政派接戦

2019年3月24日(日) 22時02分(タイ時間)
【タイ】2014年から軍事政権が続くタイで、24日、2011年以来初のタイ議会下院(定数500)総選挙が実施された。

 24日午後10時30分時点の非公式の開票速報によると、獲得議席数はタクシン元首相派のプアタイ党141、プラユット首相(元陸軍司令官)の続投を目指す軍政派・反タクシン派の新党パランプラチャーラット党141、軍政との対決姿勢を打ち出す新党の新未来党86、東北部ブリラム県などを地盤とするプームジャイタイ党54、2011年の下院選で2位だった民主党42。

 軍政が作成、施行した新憲法の規定で、軍政が議員を事実上選任する議会上院(定数250)が議会下院とともに首相指名選挙で投票するため、パランプラチャーラット党は下院で126議席以上を確保すれば政権を獲得できる見通しで、プラユット首相続投の可能性が高まった。

 ただ、上院の支持で第2次プラユット政権が発足しても、下院では少数派となり、プアタイ党、新未来党などの抵抗で、難しい国会運営を迫られる。パランプラチャーラット党は旗幟を鮮明にしていないプームジャイタイ党などを連立に引き込み、足場を固めたいところだ。

 第2次プラユット政権が発足した場合、経済産業政策については、タイ東部臨海地域にロボット、次世代自動車などの新たな産業を誘致するタイ東部経済回廊(EEC)、バンコクのドンムアン空港とスワンナプーム空港、東部のウタパオ空港を結ぶ高速鉄道整備、主要鉄道路線の複線化といった、産業の高度化、インフラ整備を進める政策を継続し、外資の投資環境に大きな変化はない見通しだ。

 社会面では、急速な少子高齢化、貧富の格差といった難題に直面し、対応に苦慮することになりそうだ。
《newsclip》

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