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タイ下院選 民主党が壊滅的大敗、アピシット党首辞任

2019年3月24日(日) 22時14分(タイ時間)
【タイ】24日投開票のタイ議会下院(定数500)選挙で、2011年の下院選で2位だった民主党が30、40議席台(24日午後9時40分時点の非公式開票速報)の壊滅的な大敗を喫した。

 同党のアピシット党首(元首相)は同日夜、支持者の前で党首を辞任すると表明した。

 民主党は1946年設立のタイで最も古い政党。1990年代には当時党首だったチュワン・リークパイ現党顧問会長が2度首相を務め、政界をリードした。アピシット党首、コーン元財務相など現幹部には王室に近い裕福な名家の出身者が多い。

 バンコクと南部が地盤で、2001年以降、タクシン派と第1党を争ってきた。今回の下院選では同じ反タクシン派陣営のパランプラチャーラット党に票を食われ、バンコクでほぼ全敗するなど総崩れとなった。


〈アピシット・ウェーチャチーワ〉
 1964年、英ニューカッスル生まれ。英イートン校からオックスフォード大学に進み、哲学、政治学、経済学の学位を取得。タイ人で2人目の首席だったという。同大学で経済学修士号を取得後、タイのタマサート大学講師を経て政界入りし、1992年から下院連続当選。2005年から民主党党首。2008―2011年首相。
 タイのチュラロンコン大学数学講師だったピムペン夫人との間に1男1女。ニックネームは「マーク」。イートン校時代からロック好きで、好きなバンドはイーグルスからオアシスまで幅広い。両親はともに医者で、父親は副保健相を務めた。姉は医師、妹は2006年度東南アジア文学賞を受賞した作家。アピシットはタイ語で「特権」。
《newsclip》