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タイ下院選 民主派6党が連立政権宣言、実現は不透明  

2019年3月27日(水) 16時43分(タイ時間)
6党の記者会見の画像
6党の記者会見
写真提供、プアタイ党
【タイ】24日に実施された2011年以来初の議会下院(定数500)選挙を受け、タクシン元首相派のプアタイ党、新党の新未来党などプラユット軍事政権と対立する民主派6党は27日、バンコク都内で記者会見を開き、欠席した新経済党を含む7党で連立政権を樹立すると発表した。

 両党のほか、セーリールワムタイ党(党首、セーリーピスット元警察長官)、新経済党(党首、ミンクワン元商務相)、マレー系イスラム教徒が住民の大半を占めるタイ深南部の地域政党プラチャーチャート党(党首、ワンムハマドノー・マター元副首相)など7党で下院議席の過半数、255議席を抑えたとしている。

 タイ選挙委員会は選挙結果を公表しておらず、実際に民主派7党で過半数に届くかどうかは微妙な情勢だ。一部の報道によると、プアタイ党は民主派、軍政派の間でキャスティングボートを握ったとされる中規模政党プームジャイタイ党のアヌティン党首に首相ポストを提示し連立参加を呼びかけたとされるが、プームジャイタイ党は記者会見に姿をみせなかった。

 民主派が下院で過半数を確保しても、軍政が議員を事実上選任する議会上院(定数250)が下院とともに首相指名選挙で投票するため、軍政派有利の状況に変わりはない。ただ、軍政派の政権が誕生しても、下院で法案を通すのが困難になり、政権運営は早々に行き詰まることになりそうだ。

 民主派の記者会見について、軍政のウィサヌ副首相は「選挙委が選挙結果を確定するのはワチラロンコン国王の戴冠式後の5月9日。それまでに選挙違反で失格となる候補者もいるだろう」と指摘し、現時点での政権樹立宣言は民主派の揺さぶりに過ぎないと一蹴した。プームジャイタイ党のアヌティン党首は選挙委が公式な選挙結果を発表するまで政権樹立に関する意見を表明しないと述べた。

 タイの新聞各紙の推定によると、各党の獲得議席数はプアタイ党135―137、新未来党80―87、セーリールワムタイ党10―11、新経済党6、プラチャーチャート党6、軍政派のパランプラチャーラット党117―119、反タクシン派で南部が地盤の民主党53―55、プームジャイタイ51―52、スパンブリ県など中部が地盤のチャートタイパタナー党11――など。

 パランプラチャーラット党は民主党、プームジャイタイ党などを引き込み、連立政権樹立を目指すもようだ。 
《newsclip》

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