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下院選で躍進のタイ民主派新党、軍政・保守派から集中砲火

2019年4月4日(木) 23時17分(タイ時間)
【タイ】プラユット軍事政権と真正面から対立する民主派の新党、新未来党が軍政・保守派から集中砲火を浴びている。党首が煽動罪、幹事長が不敬罪などに問われ、党自体も解党処分を受ける可能性が浮上している。

 新未来党はタイ自動車部品大手タイ・サミット・グループ創業者一族のタナートン・ジュンルンルアンキット党首(40)のもと、軍事費の削減と軍事クーデターの再発防止、民主化に向けたタイ軍の抜本改革、不敬罪の改正、軍政が作成施行した2017年憲法の改正などを訴え、3月24日に行われた2011年以来初のタイ議会下院(定数500)選挙で第3党に躍り出た。

 軍政・保守派は同党の主張に強く反発。今月2日に記者会見したアピラット・タイ陸軍司令官は「国外で学んだ左翼思想を持ち込むな」「立憲君主制の変更を企てれば内戦になる」などと警告した。同日、軍政派団体が、国家の安全保障と王室を脅かすとして、選挙委員会に同党の解党を要求した。

 アピラット司令官の発言に対し、タナートン党首は3日、新未来党は民主主義への復帰、人権の尊重、公正な司法を求めているだけだと反論し、軍政の圧力に屈しない姿勢を見せた。

 タナートン党首は、2015年6月にバンコク都内のパトゥムワン警察署前で行われた反軍政デモでデモ参加者の脱出を助けたとして、煽動罪に問われている。今月6日、取り調べのためパトゥムワン署に出頭する予定だ。
《newsclip》

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