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1990年代の高架道路・鉄道プロジェクト、タイ政府に600億バーツ賠償命令

2019年4月25日(木) 17時18分(タイ時間)
【タイ】バンコク首都圏の鉄道・道路建設契約をタイ政府が不当に破棄したとして、香港のインフラ・不動産大手ホープウェル(合和実業)が損害賠償を求めた裁判で、タイ最高行政裁判所は22日、訴えを認め、タイ運輸省とタイ国鉄(SRT)に賠償金の支払いを命じた。

 損賠額は118.9億バーツで、契約を破棄した1998年から現在まで年7.5%の金利がつき、総額は600億バーツ近くになる見通し。最高行政裁は180日以内の支払いを命じたが、慢性赤字のSRTに支払い能力はなく、タイ政府の対応が注目を集めている。

 ホープウェルは1990年、バンコク首都圏のSRTの路線上などに全長63キロの高架道路・鉄道網を建設する「バンコク高架道路・鉄道システム(BERTS)」プロジェクトをタイ政府から受注した。しかし、1998年時点で工事進捗率は約14%にとどまり、同年、タイ政府が契約を破棄した。

 BERTSをめぐっては、当初から大規模な汚職のうわさが絶えなかった。建設途中で放棄された橋脚、橋梁はそのまま放置され、2012年には一部が崩落する事故が起きた。
《newsclip》

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