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軍政選任のタイ議会上院 議員は将軍だらけ 首相弟、前閣僚も

2019年5月14日(火) 23時59分(タイ時間)
プラユット首相の画像
プラユット首相
写真提供、タイ首相府
【タイ】3月24日に2011年以来初の議会下院(定数500、任期4年)選挙が行われたタイで、14日、プラユット軍事政権が選任した非民選の議会上院(定数250、任期5年)の議員名簿が官報に掲載された。これを受け、22日に国会が開会する。

 上院議員に任命されたのは、プラジン前副首相兼法相(元空軍司令官)、チャッチャイ前副首相(元副陸軍司令官)、アドゥン前労相(元警察長官)といった7日に辞任したばかりの前閣僚、プラユット首相(元陸軍司令官)の弟のプリーチャー元国防次官、プラウィット副首相兼国防相(元陸軍司令官)の弟のスタワット海軍大将、ソムキッド副首相の兄のソム元商務相といった閣僚の親族、軍政傘下の非民選議会「立法議会」の前議員、現役の陸海空軍司令官と国軍最高司令部司令官、国防次官、警察長官ら。軍・警察関係者が議員の100人以上を占めるなど、ほぼ軍政派一色で、タイの完全の民政復帰は少なくともあと5年間お預けとなりそうだ。

 上院は民選の下院とともに首相指名選挙で投票するため、軍政派が下院で130議席程度確保すれば、プラユット首相の続投が決まる見通しだ。

 軍政傘下の政党、パランプラチャーラット党は下院選で115議席を獲得した。さらに、選挙委員会が下院の比例代表の150議席について、小規模政党に有利な議席の算出方法を採用したため、当初は議席0のはずだった小政党11党がそれぞれ1議席を獲得。11党は今月13日、パランプラチャーラット党支持を表明し、軍政派の勢力は他の小規模政党も含め130議席を超えた。

 一方、タクシン元首相派のプアタイ党(136議席)、新党の新未来党(80議席)など軍政と対立する民主派7党は獲得議席数が245と過半数に届かなかった。

 残る120議席超のうち、反タクシン派の民主党(52議席)はパランプラチャーラット陣営への参加がうわさされる。2008年にタクシン派政党から分離したプームジャイタイ党(51議席)は旗幟を鮮明にしていない。
《newsclip》

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