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タイ英字紙ネーション、6月末で紙面版廃止 48年の歴史に幕

2019年5月17日(金) 00時27分(タイ時間)
【タイ】タイの英字紙「ネーション」は6月末で紙面版の発行を取り止め、48年の歴史に幕を下ろす。ウェブ版は継続する。

 「ネーション」は1971年創刊。革新系の英字紙として、ライバル紙「バンコクポスト」と競い合ってきた。近年は読者の紙媒体離れで発行部数、広告売り上げがともに減少していた。

 発行元のネーション・マルチメディア・グループ(NMG)はタイ字経済紙「クルンテープトゥラキット」、タイ字一般紙「コムチャットルク」などを発行するほか、2014年に地上デジタルテレビ放送に進出した。しかし、デジタルテレビの広告収入が伸び悩む一方、印刷媒体が急激に落ち込み、2015年に31.7億バーツだった売上高が2017年には18.9億バーツまで激減。2016年、2017年に計33億バーツの赤字を出し、2018年のタイのメディア会社ニュース・ネットワーク・コーポレーションに買収された。その後、過去の粉飾決算の疑いが浮上し、タイ証券取引所(SET)上場廃止の可能性が高まっている。

 タイでは過去数年、印刷媒体離れが急速に進み、雑誌、新聞の廃刊が相次いでいる。これまでに1968年創刊の女性誌「クワンルアン」、1972年創刊のタイ字紙「バーンムアン」など数十誌・紙が紙面版の廃止、廃刊に追い込まれた。
《newsclip》


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