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【PR】貿易戦争はビジネスチャンスか? ― 生産スケジューラ事情-7 ―

2019年5月21日(火) 11時47分(タイ時間)
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【PR】貿易戦争はビジネスチャンスか? ― 生産スケジューラ事情-7 ―
貿易戦争はビジネスチャンスか?

わたくしが、前回、タイに駐在させていただいたのは、中国駐在中に尖閣問題が起こり、中国国内の反日運動の影響で、多くの日系工場がリスクヘッジのためその生産をタイにシフトした時でした。それにより、タイ工場はそれまでの少品種生産から多品種生産にシフトすることになりました。EXCELによる生産スケジュール作成では対応できない状況になったということです。結果、当社の生産スケジューラは、月に1本というようなハイペースで売れました。その後、タイ市場は低迷期にはいりましたが、ここにきて、アメリカと中国の貿易戦争の影響で、再び、生産が中国からタイに移管されてきています。

 今回は、前回のように一過性のものではなく、長期におよぶものと予測されるため、根本的対策が不可欠です。実際にアメリカ向けの高級製品の製造を中国工場からタイ工場に移すことを新聞発表した企業でも、これまでタイ工場で使われていた当社製品を再度利用しようということで、顧客自体が当社代理店に製品の勉強にきています。当社としても現在、カスタマーサクセスのテーマに日本で取り組み、既存顧客の当社製品のさらなる高度利用および継続利用に関して、メーカとして何ができるのか?を模索中です。タイ市場でも新規顧客の開拓だけでなく、既存顧客への再度アプローチも必要と感じています。

 全世界的に保護主義が叫ばれる市場において、今後、ますます各国間のサプライチェーン体制は複雑かつ不安定になってくるのではないでしょうか? その際に必要不可欠なのは、各国の製品別の正確な在庫状況・製造現場の負荷状況などの把握に加えて、国家間を移動させるときのルート(時間とコスト)のシミュレーションを即時に実施し、適格な指示を現場に出すことです。当社としてはそのために、Asprova SCMという製品を発表しています。6月に開催されるバンコク2019ものづくり商談会の会場でもご紹介できますので、是非、お越しください。

 当社の中国ビジネスでもすでに90%のお客様は中国企業となっており、日系企業も中国国内に製品の売れる製造業です。タイにおいても昨今、タイ企業への当社製品の導入が多くなってきました。世界的な経済不況は懸念されますが、強い製造業は存続すると考えられますので、それらのお客様に以下に当社製品を使っていただくか?が重要なポイントとなります。生き残る製造業が少なくなればそれだけ競争も激しくなります。タイではまだみられませんが、生産スケジューラ需要の大きい中国では、コピー製品がたくさんでできています。当社としては、中国法人を大きくすることで、できるだけ早く、優良な顧客にアプローチできるか?を戦略としていますが、タイ市場同様、あまり心配はしていません。というのも、生産スケジューラソフトウェアは、その導入に高いコンサルティング技術が不可欠であり、製品を買っただけでは使えません。その点、幸いにも当社はタイに優秀な代理店があり、メーカとしては、彼らをご支援させていただくことにより、今回のピンチをチャンスに変えたいと考えています。

 Fujiiアスプローバ株式会社 
副社長 藤井賢一郎

 日本国内・アジア域で500社以上の製造業に生産スケジューラを導入するプロジェクトに関わる。ここ10年は中国・タイ・インドネシアとアジア各国に駐在し、ビジネスを拡大生産管理・生産スケジューラに関わる複数著書がある。
《newsclip》