【タイ】タイ保健省によると、年初から5月22日までにタイ国内で報告があったデング熱、重症型のデング出血熱とデングショック症候群の患者数は2万2203人で、28人が死亡した。患者数は前年同期の約2倍。
感染率が高いのは東部トラート県(10万人あたり159人)、中部サムットサコン県(同90人)、ナコンパトム県(同77人)、ロッブリ県(同74人)など。バンコクでは1678人の感染報告があり、2人が死亡した。
タイのデング熱患者は例年、雨期に入る5月以降急増し、6―8月がピーク。
デング熱はデングウイルスを持つ蚊に刺されることで感染する。一度かかると免疫ができるが、異なる型のデングウイルスに感染した場合は再発症する。デング熱を媒介する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)の活動時間は夜明け少し前から日暮れまでの間、特に朝と夕方だが、室内にいる蚊は夜間でも刺すことがある。予防接種や予防薬はなく、蚊に刺されないことが唯一の予防方法。
感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は通常3―7日。症状は急激な発熱(38―40度)、頭痛、関節痛、筋肉痛など。特効薬はなく、一般的に対症療法が行われる。発熱は3―5日間継続し、解熱とともにかゆみをともなった発疹が胸部や四肢に広がることがある。食欲不振、全身倦怠感は1、2週間続く。血小板が減少した例では、鼻出血、歯肉からの出血、生理出血の過多が起きることがある。通常、1、2週間で回復し、後遺症をともなうことはほとんどない。
特別な治療を行わなくても重症に至らない場合が多く、死亡率は1%以下といわれる。ただし、時折、重症型のデング出血熱になることがある。デング出血熱は口や鼻などの粘膜からの出血をともない、死亡率の低いデング熱と異なり、通常でも10%前後、適切な治療を受けない場合は40―50%が死亡するといわれる。デング熱にかかった人がデング出血熱になるかどうかは事前に予測できない。
タイのデング熱、昨年の2倍ペース 雨期入りで急増懸念
2019年5月24日(金) 11時56分(タイ時間)
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