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タクシン元首相に3度目の実刑判決

2019年6月10日(月) 00時55分(タイ時間)
【タイ】タクシン元首相が権力乱用などに問われた裁判で、政治家の汚職などを裁く一審制の特別法廷、タイ最高裁判所政治職在任者刑事犯罪部門は23日、被告の元首相が不在のまま、禁錮2年の実刑判決を下した。

 タクシン政権(2001―2006年)が2003年に導入した2桁と3桁の公営宝くじについて、法整備を行わないまま発行し、国に17億バーツの損害が生じたと認定した。

 タクシン元首相が実刑判決を受けるのは3度目。今年4月には、タイ輸出入銀行が2004年、ミャンマー政府に対し、タクシン一族が所有する通信衛星会社シン・サテライト(現社名、タイコム)から通信機器とサービスを購入するためなどの資金約40億バーツを低利で融資したことで、禁錮3年の実刑判決を受けた。

 タクシン元首相は幹部警官から起業家に転じ、1990年代にタイ屈指の富豪となった。1998年に政党を設立。地方、貧困層へのばらまき政策を掲げ、2001年の議会下院選で大勝し首相。2005年の下院選でも圧勝し、首相に再選されたが、2006年9月、外遊中に軍事クーデターが起き失脚した。2007年に実施された民政復帰のための下院選でタクシン派政党が勝利したため、2008年2月にタイに帰国。同年8月に出国し、同年10月、首相在任中に当時の妻が国有地を競売で購入したことで懲役2年の実刑判決を受けた。以来、タイに帰国せず、ドバイなどに滞在している。
《newsclip》

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