RSS

〈スペシャリストに聞く〉 ピタポーン・タダマタクン氏 栄養士 バムルンラード・インターナショナル病院

2019年7月7日(日) 22時21分(タイ時間)
ピタポーン・タダマタクン氏 栄養士 バムルンラード・インターナショナル病院の画像
ピタポーン・タダマタクン氏 栄養士 バムルンラード・インターナショナル病院
Ms. Pithaporn Thadamatakul, Nutritionist, Bumrungrad International Hospital

タイ生活での栄養管理について-1

炭水化物25%、タンパク質25%、野菜50%

 バムルンラードの栄養士は、院内で出される食事の栄養価の計算や患者さんに対する栄養指導といった仕事をこなします。入院患者さんには、身体の状態や治療の経緯に合わせた食事が求められます。例えばリハビリ中の患者さんと高血圧や糖尿病などの持病を持つ患者さんがとるべき食事は異なりますし、患者さんによっては経管栄養が必要となる場合もあります。栄養士は、これらのことを考慮しながら患者さんの食事のプランを立てます。

 外来患者さんに対しても、食事に関する助言や提案といった仕事があります。問診や治療に当たる医師の要請に基づく場合もあれば、患者さんからの率先的な質問もあります。インターネットで調べても情報が多過ぎて何が正しいのか分からない、と話す方もいらっしゃいました。

 指導対象に年齢制限はありません。離乳食を始める小さなお子さんから、咀嚼(そしゃく)状態を考りょすべきシニアに至るまで、全ての年齢層で栄養管理は必要です。経管栄養が必要だけれども病院が自宅から遠いという方に対しては、あらかじめ準備された経管栄養剤を届けるといったことも行っています。

 病気にならずとも、日々の生活で栄養に気を付けなければならないのは当然のことです。日本人の方々は、異国の地タイでの食事は工夫が必要と思われるかも知れませんが、タイ人同様で一向にかまいません。ただ、お仕事で外食が多くなって接待で飲酒も増えてくると想像します。その辺りは十分に気を付けてください。

 気になるのはやはり栄養過多でしょう。当たり前のことですが、食事を抜いたり極端に量を減らしたりして体重調整することは最善とは言い難いでしょう。通常の食事をして健康を維持すること、特に野菜を多く摂ることが基本です。具体的には食事量の半分が野菜、というのが目安です。例えば一皿のうち主食のご飯(炭水化物)が4分の1、肉(タンパク質)が4分の1、そして残り半分が野菜、といった盛り付けになります。食後や食間に何かを食べるならば果ものがよく、1回あたりひとつかみ程度が適当でしょう。

 (当インタビューで)日本の糖質制限ダイエットの話が出てきましたが、糖質はいわゆる主食以外からも体に取り込まれます。ある程度の効果は認められるかも知れませんが、望まれるのはやはりバランスの良い食事です。また、ドリンクやデザートも糖分を多く含んでいることが多いので、摂取過多には気をつけましょう。

 次回は、具体的な食事をとおしての栄養管理をお話しましょう。

Bumrungrad International Hospital
住所:33 Sukhumvit 3, Wattana, Bangkok 10110
電話:0-2066-8888(英語にて24時間対応)
日本語カウンター:0-2011-3388(午前7時―午後7時)
Eメール(日本語):infojapan@bumrungrad.com
ウェブサイト:https://www.bumrungrad.com/jp
《newsclip》


新着PR情報