RSS

就任宣誓で文言抜け落ち タイ首相窮地?

2019年8月28日(水) 10時28分(タイ時間)
ワチラロンコン国王から贈られた額入り文書をかざすプラユット首相の画像
ワチラロンコン国王から贈られた額入り文書をかざすプラユット首相
写真提供、タイ首相府
ワチラロンコン国王から贈られた額入り文書をかざすプラユット首相の画像
ワチラロンコン国王から贈られた額入り文書をかざすプラユット首相
写真提供、タイ首相府
【タイ】ワチラロンコン国王夫妻臨席のもと7月16日にバンコクのドゥシット宮殿で行われた閣僚就任宣誓式で、プラユット首相が宣誓の文言の一部を言い落し、物議を醸している。

 憲法の規定では宣誓文全文を読み上げる必要があり、野党は国会で追及する構え。また、オンブズマン事務局の訴えを受け、憲法裁判所がこの問題に関する判断を9月後半に下す予定だ。違憲と判断した場合、全閣僚の就任が無効となる可能性がある。

 こうした状況を受け、プラユット首相ら全閣僚は8月27日、タイ首相府でワチラロンコン国王の肖像の前で儀式を行い、国王から贈られた就任宣誓式の際の国王のスピーチを記した額入りの文書を受け取った。首相はその後の記者会見で、受け取った文書を記者団に掲げて見せた。国王の支持を示し、内閣の正統性を訴える狙いがあったとみられる。

 プラユット首相は陸軍司令官だった2014年、バンコクで発生した大規模な反政府デモを理由にクーデターを起こし、タクシン元首相派の民選政権を倒し軍事政権を発足させた。内外の圧力を受け、今年3月に2011年以来初めての議会下院選挙を実施。反タクシン派の親軍政党や軍政が議員を選任した非民選の議会上院の支持を受け、首相に再任した。
《newsclip》

特集



新着PR情報