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閣僚就任宣誓言い落し問題 タイ憲法裁が判断回避 プラユット首相安堵

2019年9月12日(木) 00時53分(タイ時間)
ワチラロンコン国王から贈られた額入り文書をかざすプラユット首相(8月27日)の画像
ワチラロンコン国王から贈られた額入り文書をかざすプラユット首相(8月27日)
写真提供、タイ首相府
ワチラロンコン国王から贈られた額入り文書をかざすプラユット首相(8月27日)の画像
ワチラロンコン国王から贈られた額入り文書をかざすプラユット首相(8月27日)
写真提供、タイ首相府
【タイ】ワチラロンコン国王臨席のもと7月16日に行われた閣僚就任宣誓式でプラユット首相が宣誓の文言の一部を言い落した問題について、タイの憲法裁判所は11日、行政府と国王の間の事案で憲法裁の権限外だとして、違憲だとする訴えを退けた。

 憲法の規定では宣誓文全文を読み上げる必要があった。野党は今月18日にこの問題を国会で追及する予定だが、憲法裁が訴えを退けたことで、憲法上の責任を問うことは不可能になり、出鼻をくじかれたかたちだ。

 プラユット首相ら全閣僚は8月27日、タイ首相府でワチラロンコン国王の肖像の前で儀式を行い、国王から贈られた就任宣誓式の際の国王のスピーチを記した額入りの文書を受け取った。首相はその後の記者会見で、受け取った文書を記者団に掲げて見せた。国王の支持を示し、内閣の正統性を訴える狙いがあったとみられる。

 プラユット首相は陸軍司令官だった2014年、バンコクで発生した大規模な反政府デモを理由にクーデターを起こし、タクシン元首相派の民選政権を倒し軍事政権を発足させた。内外の圧力を受け、今年3月に2011年以来初めての議会下院選挙を実施。王党派・反タクシン派の親軍政党や軍政が議員を選任した非民選の議会上院の支持を受け、首相に再任した。

 タイの憲法裁判所と最高裁判所は2006年の軍事クーデターでタクシン政権が崩壊して以来、タクシン派政党を2度解党するなど、ほぼ一貫してタクシン派に不利な判決を下し続けている。
《newsclip》

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