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経営危機のタイ格安航空ノックエア、バンコク~広島就航

2019年12月19日(木) 01時17分(タイ時間)
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写真提供、Nok Airlines
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【タイ、日本】タイの格安航空ノックエアは18日、バンコク~広島直行便の運航を開始した。週3往復(水金日)で、往路のDD3002便がバンコク(ドンムアン空港)発午前2時30分、広島着午前10時、復路のDD3003便が広島発午前11時、バンコク着午後3時15分。

 ノックエアは2014年以降、赤字が続き、今年9月末時点で債務超過となっている。負債総額は176.7億バーツ。2019年1~9月は売上高146.1億バーツ、最終赤字16.2億バーツ。

 ノックエアは2004年、マレーシアの格安航空大手エアアジアのタイ進出に対抗するため、タイ国際航空などタイ政府系資本とタイ王室系資本が中心となり設立された。当初は筆頭株主であるタイ航空の格安部門と目されたが、王室に近い名門サラシン家出身で創業株主のパティー・サラシン氏が独自経営を続け、タイ航空とはぎくしゃくした関係が続いた。

 経営悪化を受け、2017年から数回にわたり株主割当増資を実施したが、タイ航空は増資に応じず、出資比率が15.9%に低下した。代わってタイ自動車部品大手サミット・グループのオーナー、ジュラーンクーン家が株式の67%を取得し経営に乗り出している。今年2月にマレーシアのエアアジアによる買収話が持ち上がったが、エアアジアは3月になり交渉打ち切りを発表した。
《newsclip》