RSS

タイでジカ熱感染続く

2020年1月9日(木) 23時50分(タイ時間)
【タイ】タイ保健省によると、2019年にタイ国内で報告があったジカウイルス感染症(ジカ熱)患者は274人で、死者はなかった。

 ジカ熱の発生が確認されたのは全77都県中28都県。罹患率が最も高かったのは東北部ノンカイ県で人口10万人あたり4.6人、次いで北部ラムパン県3.5人、南部ソンクラー県1.8人。

 ジカ熱の症状は軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などだが、症状が出ないケースが多く、実際の患者数は発表を大きく上回るとみられる。昨年10月には、静岡県掛川市在住の30代の日本人女性がタイ旅行でバンコク、アユタヤを訪れ帰国した後、ジカ熱を発症した。

 ジカウイルス感染症はジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染する。母胎から胎児への感染(母子感染)、輸血や性交渉による感染リスクも指摘される。有効なワクチンはなく、蚊に刺されないことが最善の予防法。妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症などの先天性障害が起きる恐れがあり、世界保健機関(WHO)は妊娠中の人や妊娠の可能性のある人に対し、感染地域への渡航を避けるよう呼びかけている。
《newsclip》