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日立、ベトナムでAI活用した金融サービス実証実験

2020年2月10日(月) 22時41分(タイ時間)
【ベトナム】日立製作所は10日、ベトナムの消費者金融機関ベトクレジットファイナンスと協同で、AI(人工知能)などデジタル技術を活用した新たな金融サービスの提供に向けた実証実験をベトナムで行うと発表した。

ベトクレジットの一部店舗に汎用のタブレット端末を活用した自動契約システムを導入し、手軽に個人ローンの申し込み受付・契約を可能にするサービスの実証と、稀な事象の発生を予測できる日立の人工知能を使ってスコアリングを行い、ローン審査に活用する実証を行う。

 ローンの申し込み受付から契約締結までの期間短縮など、顧客の利便性を向上する新たな金融サービスの実現に向け、課題抽出や効果検証を行う。将来的には、自動契約サービスとAIによるローン審査サービスを組み合わせ、申し込み受付から本人確認、審査、契約までの一連の事務を電子化するサービスの実現を目指す。

 タブレット端末から自動でローン契約を完結できるサービスの導入はベトナムで初の試み。ベトクレジットの店舗のほか、オフィスビルや工業団地などタブレット端末の設置場所を順次拡大し、より多くの人が金融サービスを受けられる環境づくりを目指す。

 ベトナムでは近年、急速な経済発展や中間所得層の拡大などにより、消費者金融市場が急拡大している。ベトナムの金融機関では、窓口やバックエンドで行われる事務作業が紙での運用が一般的で、書類の不備による手戻りや待ち時間の増大など業務の効率面で課題が多いとされる。また、個人ローンの取引量が増えたことから、消費者保護を目的とし、無理な貸し出しを未然に防ぐ、より正確な与信審査が求められている。
《newsclip》