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裁判所が解党のタイ民主派野党、55議員が新党

2020年3月8日(日) 22時11分(タイ時間)
【タイ】タイ憲法裁判所が2月に解党した野党第2党、新未来党のピター下院議員(38)らが8日、記者会見を開き、新未来党に所属していた下院議員55人が新党「ガウクライ(進歩)党」に移籍すると発表した。ピター議員が党首に就任する。

 ガウクライ党は新未来党の理念を引き継ぎ、タイの民主化に取り組む方針。

 新未来党はタイ自動車部品大手タイ・サミット・グループの創業者一族で富豪のタナートン党首が中心となり2018年に設立された。昨年3月の議会下院(定数500)選では、クーデターを繰り返すタイ軍の抜本改革、プラユット軍事政権(2014~2019年)が作成施行した民主主義を制限する現憲法の改正、国王批判を禁じた不敬罪の改正などを訴えて、バンコクの中間層、若者らの支持を集め、81議席を獲得。タクシン派の野党プアタイ党、軍を母体とする政権与党パランプラチャーラット党に次ぐ第3党に躍り出た。

 しかし、リベラル色が強いことから、プラユット政権、軍など保守派の猛反発を受け、昨年11月、タナートン党首が下院選に立候補した際にメディア会社の株式を保有していたことが選挙法違反だとして、憲法裁が同党首の下院議員資格をはく奪した。翌12月には、新未来党が下院選の際にタナートン党首から1億9120万バーツを借り入れたことが1個人からの多額の政治献金を禁じた政党法違反にあたるとして、選挙委員会が同党を憲法裁に告発。先月21日、憲法裁が同党を解党し、タナートン党首ら党幹部16人の参政権を10年間停止した。新未来党所属の下院議員の一部は参政権停止で議員失職し、一部は与党側に寝返った。
《newsclip》

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