新型コロナで「タイ政府の支援なし」88％　

【タイ】タイの政府機関で中長期の経済政策を策定するタイ国家経済社会開発評議会（NESDC）が4月9～13日にタイの全77都県で実施した新型コロナウイルス感染症に関するアンケート調査（回答者8929人）で、「政府の経済対策による支援を受けていない」との回答が88％に上った。

　「支援を受けていない」との回答は事業主で89％、失業者で91％だった。

　NESDCは調査結果を受け、政府が様々な支援策を打ち出したものの、申請条件が混乱して分かりにくいなどの問題から、十分な成果が出ていないと指摘。低利融資や借入金の返済猶予などの申請条件の簡略化、企業の税負担の軽減などを進めるべきと提言した。また、感染防止の基準を定めた上で、現在持ち帰りと配達のみとなっている飲食店の店舗での飲食を認めるなど、一部業種の営業再開を検討するよう政府に求めた。

《newsclip》

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