RSS

タイ、財務相ら失脚 内閣改造へ 

2020年7月9日(木) 22時08分(タイ時間)
【タイ】ウタマ財務相、ソンティラット・エネルギー相、スウィット高等教育・科学・研究革新相、コープサク首相副秘書官長の4人が9日、政権与党パランプラチャーラット党から離党した。権力闘争に敗れ党を追われた形。

 これを受け、パランプラチャーラット党の支持を受ける非国会議員のプラユット首相(元陸軍司令官)は同日、内閣改造に踏み切る考えを示した。

 ウタマ氏ら4人はプラユット軍事政権(2014~2019年)時代から経済政策を担当してきたソムキッド副首相が率いるテクノクラートグループのメンバー。軍政の傀儡(かいらい)政党として2018年に設立されたパランプラチャーラット党は軍政色を薄めるため、結党当初から、民間人であるウタマ氏が党首、スウィット氏が副党首、ソンティラット氏が幹事長、コープサク氏が党報道官を務めてきた。

 2019年の議会下院総選挙で同党を中心とする連立政権が発足し、ウタマ氏ら3氏は非議員として入閣した。しかし、今年に入り、閣僚ポストを求める党派閥の突き上げが激しくなったほか、下院選が終わったことで、党の実権を握る勢力がウタマ氏らの影に隠れる必要性が薄れた。今年6月27日に行われた党執行部役員の改選では、3氏はいずれも落選し、プラユット首相の陸軍時代の上官であるプラウィット副首相(元陸軍司令官)が党首に就任した。

 ウタマ氏、ソンティラット氏、スウィット氏の3氏は離党後の記者会見で、閣僚辞任を否定した。プラユット首相は当初、新型コロナウイルス感染症対応の緊急時だとして内閣改造を急がない姿勢をみせていたが、4氏の離党を受け、内閣改造に踏み切る考えを示した。

 内閣改造では、パランプラチャーラット党の閣僚枠が有力派閥に割り振られる見通し。野党陣営から下院議員を引き込み勢力を拡大した連立与党第2党のプームジャイタイ党が閣僚ポストの割り当てを増やすよう要求しているほか、小規模政党の閣僚枠も変更が予想される。
《newsclip》

特集



新着PR情報