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タクシン元首相に禁錮5年、4度目の実刑判決

2020年8月2日(日) 14時21分(タイ時間)
【タイ】タクシン・チナワット元首相(71)が汚職などに問われた裁判で、政治家の汚職などを裁く一審制の特別法廷、タイ最高裁判所政治職在任者刑事犯罪部門は30日、元首相に禁錮5年の実刑判決を下した。元首相は2008年から事実上亡命中で、出廷していない。

 タクシン元首相が自身が創業した携帯電話サービス、通信衛星などの事業を展開する企業グループの持ち株会社チンコープの株式を首相在任中(2001~2006年)も実質的に所有し続け、政府から事業権を得た企業の株式を公務員が所有することを禁じた憲法の規定に違反したほか、携帯電話事業者に対する物品税率を引き下げ、不正な利益を得たと認定した。

 タクシン元首相が実刑判決を受けるのは4度目で、刑期は12年になった。

 タクシン元首相は警官から起業家に転じ、1990年代にタイ屈指の富豪となった。1998年に政党を設立。地方、貧困層へのばらまき政策を掲げ、2001年の議会下院選で大勝し首相。2005年の下院選でも圧勝し、首相に再選されたが、2006年9月、外遊中に軍事クーデターが起き失脚した。2007年に実施された民政復帰のための下院選でタクシン派政党が勝利したため、2008年2月にタイに帰国。同年8月に出国し、同年10月、首相在任中に当時の妻が国有地を競売で購入したことで懲役2年の実刑判決を受けた。以来、タイに帰国せず、ドバイなどに滞在している。
《newsclip》