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ひき逃げ不起訴のタイ富豪、コカイン使用などで新たに逮捕状 

2020年8月26日(水) 16時31分(タイ時間)
事故を起こしたフェラーリ(2012年)の画像
事故を起こしたフェラーリ(2012年)
 
ウォラユット容疑者(2012年)の画像
ウォラユット容疑者(2012年)
 
ウォラユット容疑者(2012年)の画像
ウォラユット容疑者(2012年)
 
【タイ】8年前の警官ひき逃げが不起訴となり国際手配が取り消された富豪のタイ人男性ウォラユット・ユーウィタヤー氏(35)に対し、25日、タイで危険運転致死、コカイン使用などで新たに逮捕状が出た。

 タイ警察は、新たに証拠がみつかったとしている。

 ウォラユット氏は世界的に人気があるドリンク剤「レッドブル(タイ語名、クラディンデーン)」の創業者でタイ屈指の大富豪だった故チャリアオ・ユーウィタヤー氏の孫。2012年9月3日早朝、バンコク都内のスクムビット通りをフェラーリの高級スポーツカーで時速百数十キロで走行し、男性警官が運転するバイクに追突、この警官を死なせたとして、事故から5年後の2017年に逮捕状が出た。ウォラユット氏は逮捕状が出る数日前に出国し、以来、タイに帰国していない。

 この事件は、事故直後に身代わり工作が行われたり、ウォラユット氏がアルコールやコカインを摂取していたものの不問に付されるなど、当初から警察、検察の消極的な対応が目立った。

 世論に押されるかたちで逮捕状が出たものの、検察は今年6月、新たに名乗り出た証人2人が「スポーツカーは制限速度内で走行していた」「バイクが事故直前に急にレーンを変えた」と証言したとして、不起訴とし、ウォラユット氏に対する国際手配が取り下げられた。

 不起訴となったことが7月に明るみに出ると、「司法が富裕層、権力者と一般庶民を差別している」といった批判がインターネットの交流サイト(SNS)に殺到。世論の反発を受け、議会下院が新証人2人の喚問を決めたが、喚問直前の7月30日、新証人のうちの1人が北部チェンマイ県のがらがらの直線道路をバイクで走行中に別のバイクと衝突して死亡し、喚問は延期された。この「事故」については、SNS上で「口封じで消された」という見方が広がった。事故の調査の進展は報じられていない。
《newsclip》

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