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タイ格安航空ノック、破産裁が会社更生手続き承認

2020年11月5日(木) 00時50分(タイ時間)
【タイ】タイの格安航空ノックエアラインズは4日、タイ中央破産裁判所が同社に対する会社更生手続きの適用を認め、英大手会計事務所グラントソントンと個人5人を更生計画策定人に任命したと発表した。3カ月以内に再建計画をまとめる。

 同社は7月に会社更生手続きの適用を申請していた。

 ノックエアは2014年以降、大幅な赤字が続き、新型コロナウイルス感染症の流行前から経営危機に陥っていた。2020年上期は最終損益が37.5億バーツの赤字。6月末の負債総額は348.7億バーツで、債務超過に陥っている。今年6月にはシンガポールの格安航空スクートとの合弁会社で赤字経営が続いていたノックスクートの清算を発表した。

 ノックエアは2004年、マレーシアの格安航空大手エアアジアのタイ進出に対抗するため、タイ国際航空などタイ政府系資本とタイ王室系資本が中心となり設立された。当初は筆頭株主であるタイ航空の格安部門と目されたが、王室に近い名門サラシン家出身で創業株主のパティー・サラシン氏が独自経営を続け、タイ航空とはぎくしゃくした関係が続いた。

 経営悪化を受け、2017年から数回にわたり株主割当増資を実施したが、タイ航空は増資に応じず、出資比率が13.3%まで低下した。代わってタイ自動車部品大手サミット・グループのオーナー、ジュラーンクーン家が株式の約75%を取得し経営に乗り出している。

 タイ航空は今年9月、ひと足早く、会社更生手続きの適用が認められた。同社も慢性赤字で経営が危機的な状況なところへ、新型コロナウイルス感染症の直撃を受け、経営が破綻。負債総額は今年6月末で3300億バーツに上る。
《newsclip》


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