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経営破たんのタイ航空、1~9月赤字500億バーツ

2020年11月12日(木) 22時37分(タイ時間)
【タイ】事実上のタイ国営企業であるタイ国際航空は11日、監査法人が意見を表明しない7~9月期決算を発表した。売上高が前年同期比91.7%減、37.3億バーツ、最終損益は215.4億バーツの赤字だった。

 1~9月期の最終損益は495.5億バーツの赤字。9月末の負債総額は3389億バーツで、約400億バーツの債務超過となっている。手元資金は111.4億バーツで、昨年末から約100億バーツ減少した。

 タイ国際航空は慢性赤字体質で経営が危機的な状況だったところへ、今年に入り、新型コロナウイルス感染症でほぼ全面運休に追い込まれ、経営が破たんした。9月にタイ中央破産裁判所が会社更生手続きの適用を認め、債務整理による経営再建を目指している。

 手元資金が枯渇する恐れがあり、保有する旅客機34機を売りに出した。旅客機内を模した内装のカフェテリアをバンコク都内のタイ航空本社ビルでオープンしたり、救命胴衣や救命ボートを再利用したかばんを販売するなど、副業にも力を入れる。

 ただ、タイの国内線は格安航空に奪われ、国際線はほぼ運休が続く。タイ国営金融機関からの融資で生きながらえたとしても、本格的な再建への道は険しい。
《newsclip》

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