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タイ航空元会長に禁錮2年、200キロ分の超過手荷物料金払わず

2020年11月26日(木) 00時51分(タイ時間)
【タイ】タイのテレビ報道によると、タイ国際航空のワロップ元会長が在任中の2009年にタイ航空機に搭乗した際、重量超過手荷物料金を払わなかったとして職権乱用に問われた裁判で、一審のタイ刑事裁判所は25日、被告に禁錮2年の実刑判決を言い渡した。

 ワロップ元会長は妻、同行の女性2人とともに東京からバンコクに向かうタイ航空機に搭乗した際、タイ航空の空港職員に命じて、398キロあった手荷物の総重量を無料手荷物許容量内の198キロと虚偽の記載をさせた。2018年に汚職取締委員会に起訴された。

 事実上のタイ国営企業であるタイ航空は放漫経営で赤字が続き、今年に入り、新型コロナウイルス感染症でほぼ全面運休に追い込まれ、経営が破たんした。9月にタイ中央破産裁判所が会社更生手続きの適用を認め、債務整理による経営再建を目指している。9月末の負債総額は3389億バーツで、約400億バーツの債務超過となっている。

 手元資金が枯渇する恐れがあり、保有する旅客機34機を売りに出した。旅客機内を模した内装のカフェテリアをバンコク都内のタイ航空本社ビルでオープンしたり、救命胴衣や救命ボートを再利用したかばんを販売するなど、副業にも力を入れる。

 ただ、タイの国内線は格安航空に奪われ、国際線はほぼ運休が続く。タイ国営金融機関からの融資で生きながらえたとしても、本格的な再建への道は険しい。
《newsclip》

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