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タクシン派野党から有力政治家離脱、新党結成か

2020年12月2日(水) 01時03分(タイ時間)
【タイ】タクシン政権(2001~2006年)で保健相、農相などを務めた有力女性政治家のスダーラット氏(59)、同政権で内相を務めたポーキン氏(68)、商務相だったワタナー氏(63)らが11月30日付で野党第1党でタクシン派のプアタイ党から離党した。

 党執行部との方向性の違い、派閥抗争などが原因とされる。スダーラット氏らは今後、新党を結成するとみられる。

 スダーラット氏はプアタイ党の前身であるタイラックタイ党(1998年結党、軍政下の2007年に憲法裁判所により解党)の創立メンバーの1人。2019年の議会下院総選挙ではプアタイ党の首相候補3人のうちの1人だった。下院選でプアタイ党は第1党となったが、小選挙区で大勝した結果、選挙制度により、比例代表で出馬したスダーラット氏らが落選した。

 タイラックタイ党、プアタイ党などタクシン派の政党は2001年以降のすべての下院選で第1党となった。しかし、2019年の下院選では、リベラル系の新党、新未来党に若者を中心とする民主派の票を奪われ、得票数が前回2011年の下院選のほぼ半分の約793万票に落ち込んだ。

 タイでは今年10月以降、王室改革、軍事政権の流れをくむプラユット政権の退陣、民主的な新憲法の制定などを要求する民主派のデモが続いている。プアタイはこうした民主派と一定の距離を保ち、存在感が希薄になっていた。
《newsclip》

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