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日本政府、タイ東北で福祉医療車両2台整備支援

2021年3月24日(水) 22時32分(タイ時間)
【タイ】日本政府は非政府組織(NGO)「健康とシェアの財団」に対し、タイ東北部ウボンラチャタニ県で使用する福祉医療車両2台を整備するための費用として、204.4万バーツの無償資金援助を行う。

 22日、在タイ日本大使館で、梨田和也大使と健康とシェアの財団のジンナピパット・シューパンヤー財団長が署名式を行った。

 ウボンラチャタニ県の東部9郡はラオスとカンボジアに接し、県の中心都市から約100キロ離れている。都市部の医療機関を利用しようとすると、公共交通機関で往復に最低4時間、車両を借り上げると往復1500~3000バーツかかる。この地域の一世帯の月収は4500~5000バーツ程度で、経済的な理由で治療を断念する人が少なくない。

 健康とシェアの財団はタイ東北部の医療機関や救急医療送迎機関と連携し、国境付近での社会的弱者の医療搬送サービスと社会復帰支援を行っている。しかし、同財団の医療送迎サービスの車両は老朽化し、送迎が受け入れられない利用者が出てきている。さらに、対象地域はウボンラチャタニの最北の郡から最南の郡までで距離が約250キロに及ぶため、1台では定期的な医療送迎サービスの提供が困難になっている。財団は南北に1台ずつ配備するため寄付を募ったが、新車購入のための十分な費用が確保ができないことから、日本政府に支援を要請した。
《newsclip》