RSS

新型コロナクラスター発生のナイトクラブ、タイ警察高官が経営関与? 感染の日本大使も来店

2021年4月21日(水) 00時38分(タイ時間)
【タイ】タイ字紙クルンテープトゥラキットなどによると、新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生したバンコク・トンロー地区のナイトクラブ「クリスタルクラブ・トンロー25」と「エメラルド・トンロー13」にタイ警察高官が関与していた疑いが浮上した。

 関与が疑われているのはタイ警察入国管理局の高官であるパンタナ警察少将。パンタナ少将は「クリスタル」の運営会社の経営者で「クリスタル」の向かいにある日本料理店「割烹 雅」の運営会社の筆頭株主でもあるタイ人男性キヤッティポン氏と長年の知り合いで、「雅」の運営会社の株式を15%所有している。パンタナ警察少将は取材に対し、料理人のキヤッティポン氏が日本料理店を出店する際に投資しただけで、ナイトクラブの運営については知らないと主張した。

 クルンテープトゥラキットは少将の主張について、トンロー警察署や学校、病院などの近くで高級ナイトクラブが営業できていたのは不自然と指摘している。バンコクのこうしたナイトクラブは実質的な売春施設であることが多い。

 バンコク南地区裁判所は今月9日、「クリスタル」と「エメラルド」の店長2人に対し、非常事態宣言違反などで禁錮2カ月の実刑判決を下した。また、バンコク首都警察は12日、トンロー警察署の署長ら幹部2人を首都警察付に異動する更迭処分を下した。

 「クリスタル」は梨田和也駐タイ日本大使が新型コロナに感染した場所の疑いが強いとみられている。大使は3月25日夜、公邸で主催したレセプション終了後、日本人6人、タイ人2人とともに「クリスタル」を訪れ、全員が感染した。大使館からの参加者は大使1人だった。

 梨田大使をめぐっては、3月31日にバンコク都心の大規模商業施設セントラルワールドで開店した回転寿司店「スシロー」のタイ1号店のオープニング式典に出席したという誤報がタイで流れ、「スシロー」が風評被害を受けた。オープニング式典に出席したのは大使館の川村博司次席公使だった。
《newsclip》

特集