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シンガポール海峡で海賊被害増加 2020年23件

2021年4月27日(火) 23時31分(タイ時間)
【シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピン】日本の外務省は27日、シンガポール海峡で武装集団による海上での襲撃事件が多発しているとして、同海域を航行する船舶の運航事業者、乗船予定者に注意を呼びかけた。

 インドネシア、シンガポール、マレーシアの領海に接するシンガポール海峡では近年、ナイフや銃で武装した集団が商船などに乗り込み、船員を拘束したり、船の備品を窃盗する事件が多発している。襲撃事件の発生件数(出典、2020年国際海事局年間報告書)
は2016年2件、2017年4件、2018年3件、2019年12件、2020年23件。外務省は今後も同海峡で襲撃事件が発生する可能性が高いとしている。

 外務省はまた、スールー海域(フィリピン南西、マレーシア北東)、セレベス海域(フィリピン南、インドネシア北)、マレーシア・サバ州東海域で武装集団による強盗、誘拐などが発生しているとして、ダイビングクルーズなど観光目的でこれらの海域を訪れないよう求めた。

 アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)によれば、こうした事件はイスラム過激派組織「アブ・サヤフ・グループ(ASG)」などによる犯行で、人質が誘拐され殺害されたケースもある。発生件数は減少傾向にあるが、発生に至らなかった脅威情報が複数件確認されている。

 スールー海域、セレベス海域、マレーシア・サバ州東海域で発生した襲撃事件(出典、ReCAAP統計)は2016年18件、2017年7件、2018年3件、2019年2件、2020年1件。
《newsclip》

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