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経営破たんのタイ航空、債権者会議で更生計画承認

2021年5月19日(水) 23時17分(タイ時間)
【タイ】事実上のタイ国営企業で経営破たんしたタイ国際航空は19日、更生計画策定人(プランナー)が策定した更生計画が同日開催された債権者会議で承認されたと発表した。

 これを受け、タイ中央破産裁判所は今月28日に計画に関する審問を行う。破産裁が計画を承認、更生計画管理人(アドミニストレーター)を任命し、更生計画が始動する。

 タイ航空は更生計画の詳細を明らかにしていないが、債務返済の一時停止、金融機関からの資金調達、人員整理、使用機材の削減、機種の削減などが柱と見られる。債務免除は求めないもよう。

 タイ国際航空はもともと慢性赤字体質で経営が危機的な状況だったところへ、昨年、新型コロナウイルス感染症で航空需要が激減し、経営破たんした。昨年9月に破産裁が会社更生手続きの適用を認めた。同社をめぐっては、タイ政府による調査で、旅客機購入の際の大規模な汚職疑惑や年間20億バーツに上る残業手当て支払いといった不正疑惑が次々に明るみに出ている。

 2020年度は売上高が前年比73.8%減の483.1億バーツ、最終損益が1411.7億バーツの赤字。旅客数は76.1%減、587万人。年末時点の負債総額は3374.6億バーツで、1287.4億バーツの債務超過だった。
《newsclip》

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