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ワクチン接種済みの外国人旅行者、プーケットで陽性・入院 同行13人2週間隔離

2021年7月8日(木) 00時41分(タイ時間)
【タイ】新型コロナウイルスワクチンの接種を済ませた外国人旅行者を検疫隔離なしで受け入れるプログラムを今月1日に開始したタイ南部プーケット県で、同プログラムでプーケットを訪れた20代の外国人男性が新型コロナに感染していることが確認された。

 男性はアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ発のエミレーツ航空機で6日正午過ぎにプーケット空港に到着。到着時の新型コロナ検査後、プーケット島内のホテルにチェックインした。同日夜、陽性の結果が出たため、病院に入院した。男性と同じグループの13人はホテルで14日間隔離する。プーケット当局はこのグループの送迎を担当した運転手2人とホテルスタッフ4、5人も隔離する方針。

 タイ政府はタイ入国・帰国時に原則として14日間の検疫隔離を義務付けているが、インバウンド観光の復活を目指し、プーケット県限定で、新型コロナワクチンの接種が完了した外国人旅行者を検疫隔離なしで受け入れるプログラム「プーケット・サンドボックス」を開始した。対象は米国、中国、韓国、台湾、フランス、ドイツ、英国など67カ国・地域からの渡航者。日本は対象に含まれるものの、67カ国・地域で唯一、ビジネス目的の渡航者に限定される。

 タイ観光庁(TAT)によると、同プログラムでプーケットを訪れた外国人は5日までで1896人で、月内に約8300人が来島する見通し。

 タイ政府は同様のプログラムを、7月15日に南部スラタニ県のサムイ島、パンガン島、タオ島、9月1日に南部クラビ県(ピーピー島など)、パンガー県(カオラックなど)、北部チェンマイ県(チェンマイ市など)、東部チョンブリ県(パタヤ市など)、東北部ブリラム県(ブリラム市など)で始動する計画だ。

 ただ、タイ国内の新型コロナ感染者は6月下旬以降、1日3000~6000人と高止まりし、バンコク首都圏では医療が逼迫している。総人口7000万人に対し、ワクチンの接種回数は7月6日までの累計で1133万回にとどまる。

 タイ政府はこうした状況の中、「プーケット・サンドボックス」を始動させたが、初日の1日にバンコクからの国内線でプーケット入りした乗客が新型コロナに感染していたことが判明。1日にプーケットを視察したプラユット首相兼国防相は一緒に写真を撮ったタイ人男性が新型コロナに感染したことが確認されたことを受け、2週間の自主隔離に入った。
《newsclip》