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ワクチン接種で検疫隔離なし プーケット、2カ月で2.6万人来訪 コロナ拡大で病床逼迫

2021年9月7日(火) 00時34分(タイ時間)
【タイ】タイ観光庁(TAT)によると、タイ南部プーケット県が新型コロナウイルスワクチンの接種を済ませた国外からの旅行者を検疫隔離なしで受け入れるプログラム「プーケット・サンドボックス」は7月1日の開始から8月末までで2万6400人の旅行者を受け入れた。

 国別では米国が最多で3482人、次いで英国3351人、イスラエル2909人、ドイツ2092人、フランス2083人だった。

 旅行者からの収入は計16億3400万バーツで、宿泊が5億6500万バーツ、ショッピングおよびツアー3億7600万バーツ、飲食3億5000万バーツ、医療・健康サービス2億2900万バーツだった。

 TATは「プーケット・サンドボックス」による7~9月の来訪者10万人、インバウンド観光収入89億バーツを目指していた。9月のホテル予約は7、8月の半分程度で、目標到達は不可能とみられる。

 一方、プーケット県庁によると、「プーケット・サンドボックス」で7月1日~9月5日に来訪した外国人は2万8931人で、このうち88人がプーケットでの入国時の検査で新型コロナ陽性となった。感染者と濃厚接触者はホテルで強制隔離となる。

 プーケット県で4月1日~9月6日に報告があった新型コロナ感染者(「プーケット・サンドボックス」を除く)は5363人で、9月2~6日は連日、1日の感染報告が200人を超えた。タイの公共放送タイPBSによると、プーケットのコロナ病床使用率は80%に達した。

 タイ政府はタイ入国・帰国時にホテルなどでの14日間の検疫隔離を義務付けているが、基幹産業であるインバウンド観光の復活を目指し、「プーケット・サンドボックス」を始動した。7月15日からは同様のプログラム「サムイ・プラス」をタイ南部スラタニ県のサムイ島、パンガン島、タオ島で開始した。

 「サムイ・プラス」による旅行者受け入れは8月末までで918人にとどまる。
《newsclip》