せっかく居るなら潜りタイ

食住一致?

夏のクルーズが始まってから、ブログの方がご無沙汰で申し訳有りませんでした。
今年もずっと船上で、ネットを繋ぐための携帯の回線が、どうも昨年までより不調です。
また、言い訳になりますが、本業?のダイビングの方が忙しく、しばらく写真も撮れなくてネタ詰まりでもありました。
そしてようやく、お客様が集中するお盆を乗り切り、他のスタッフにガイドを任せてカメラを持って潜れる状況になりました。

そこで見つけたのが、枝振りの立派なナンヨウキサンゴと、そこに居着いているアオスジハタです。ナンヨウキサンゴは、見た目は暗緑色でパッとしませんが、ポリプが開いているとなかなか綺麗です。
そしてアオスジハタは、名前の通り蛍光ブルーの縞模様が美しいハタです。この辺では探さなくても良く見かけるので、つい紹介せずに終わってしまう存在ですが、もしタオ島周辺で潜る機会が有ったら、是非注目してやって下さい。
アオスジハタ

このナンヨウキサンゴ、数種類のスズメダイの仲間の幼魚も棲息していて、アオスジハタにとっては餌場兼住居なのかも知れません。

お花畑を飛んでみて

あと5日で夏のクルーズが始まります。
最初はマレーシア国境からすぐタイ領内に入ったローシンという“秘境”ポイントでスタート。
そこからサムイ、タオへと、潜りながら船で移動してきます。
この時期、夏の風=西風のシーズンで、タオ島では東側のポイントで潜ることも多くなりますが、島の東の水中は、特異な海であるタオの中でも、さらに一風変わっています。

例えば、流れが緩いタオでは珍しいソフトコーラル。

Tosaka

まるでお花畑のように広がっていて、しかもこんなパステルカラーは、世界中の海を紹介しているダイビング雑誌などでも見たことが有りません。
ストロボの光を当てるとピンク、肉眼では淡い青に見えて、それもまたきれいです。

夏期限定のクルーズ情報は、サムイダイビングサービスのウェブサイトをご覧下さい。

小さい頃から頑固一徹?

タオ島エリアで見られるフグの種類は、それほど多くは有りません。
そしてどの種類であってもフグの仲間のイメージは、ノンビリしていて動きもユーモラス、目がキョロキョロ動くし表情が豊か、というのが普通です。

しかし、砂地で見つけたこのモヨウフグの若魚。ご覧の通りまるで可愛くない。
モヨウフグ

なんだか大人に怒られて拗ねてる悪ガキみたいな感じがしませんか?
撮影した時も、こちらを気にもせず、水底を這うように一定速度で進んでいました。『ナンビトもオレを止めるんじゃない』というオーラを発しながら。
まだ子供なのに、目に一徹さが出ているように思えます。

百花繚乱

どうやらバンコクの騒乱は収まったようですが、果たして観光業その他への影響はどうなるのか。夏場が稼ぎ時の身にとっては頭が痛い状況です。このままでは、少なくとも7月一杯は暇になる可能性が大です。
それまでの間は、せいぜいポイントや生物の調査、写真撮影などをしたいと思います。それで情報発信すれば、後半にかけては集客が回復するのでは、と自助努力せざるを得ないですね。

そうやってカメラを持って潜っていると、普段は見過ごしているこんなものに気付くことも有ります。
ハナイソギンチャクモドキ

なんでもない岩壁に張り付いている生物。おそらくイソギンチャクモドキの仲間です。名前の通りイソギンチャクではなく、英語ではディスクコーラルですからサンゴに近いものと認識されているようです。
この仲間の大半は単色で地味ですが、たまにはこんな綺麗な色のものを見つける時も有ります。
肉眼ではなかなか判別できないけれど、写真を撮ってみると不思議で美しい模様がわかります。

水中の輪=和?

しばらく日本に帰っていて、ブログUPが滞っていました。

そんなこんなしている間に、バンコクではデモが膠着状態に。
お互い譲らず衝突した結果は死傷者の出る惨事。それでもまだ終わらない。
政治的な主張の形を取っていても、所詮自前の論理、どっちもどっちの勝手な話で、相手の言う事は全面否定。周りの人の迷惑は顧みず、どういう角度から見ても誰も民主的でない。

現在の日本人の多くが失ってしまっている部分、目上の人への敬意を忘れず、お互いが助け合い、お節介なほど親切で、信心深く温和(南国なので熱血的な部分も有りますが)、というタイの人々の良さは、どこに行ってしまったんでしょう。
首相の和解案が提示され、そろそろ“手打ち”のタイミングを探っている頃。まだまだ強硬な主張を繰り返している勢力も有りますが、とりあえず平常に戻って、解決の手段を再考してもらいたいものです。

水中で見つけた輪。輪は和に通じるでしょうか。
カラマツ