数少ないママ友達の家族が、来月日本へ引越す事になりました。
「持ち帰らない食材や本なんかあるから、良かったら持ってって。」と言われていたので、先日、おしゃべりがてらお宅を訪問してきました。
リビングに通されてびっくり。大量の日本食材と雑誌、本などが無造作にダンボール箱に入っています。
これは、次の一時帰国(約一年後)までの間に少しずつ消費する予定で買いだめしてきたものの、急に引越しが決まったために在庫になってしまったそうです。
ところで、当地の日本食材と日本の本事情について説明しますと、まず食材は、「貴重な高級品」といった位置付けでしょうか。お菓子や調味料など、一部のスーパーなどにちょこっと置いてありますが、種類は少なく、賞味期限が切れているにも関わらず日本の3〜5倍で売られています。なので、日本に居たら、なんでもないようなごくふつーの物が、こちらでは全く手に入らなかったり、あってもすごい高額で買うことができなかったりします。
本のほうは更にひどく、日本の本を売っている本屋さんはありません。(路上の雑誌売り、古本は別)
でも幸い、食材と違って長期保存(?)ができますので、日本食レストランや、友達経由で入手したりして凌いでいます。でも、新刊となると極々限られたものばかりで、バンコクとは全然比較になりません。
そんな、在住日本人にフリマで捌けそうな、どこかの日本食屋に高値で卸せそうな素敵な食材と本がが、目の前にズラーと置いてあり、欲しいものはどれでも持っていってくれと言っているのです。
一瞬「全部欲しい」と貧乏性な私は思ってしまいましたが、よく見ると私もしばらくは在庫のある食材(だしの素、かつお節、お茶漬け、カレー)や、読んだことのある本、逆に貰っても絶対に読まないであろう趣味の本なんかもありましたので、改めて吟味する事にしました。
そして、子供用ふりかけ、麺つゆ、レトルト調味料各種(これはかなり高ポイント)と、新めの雑誌や本をいくつか頂戴する事になりました。ありがたいことです。
大事な友達がもうすぐいなくなってしまうのかと思うと、とても悲しい気持ちになりますが、この日ばかりはなんだかちょっと得した気分になってしまう薄情な私なのでした。
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99年よりホーチミン市在住。語学留学を経て、現地企業の社員に。夫、子供、犬とともにアパート暮らし