義兄(夫の兄)が、ソシソンやらショコラやらのお土産を持ってパリからやってきました。
ベトナムに来るのは、十数年ぶりだそうです。
この義兄は長兄なので私とは20歳ほども違い、既にうちの娘と同い年の孫までいます。
だから、私にとっては兄というより、むしろ「おじさん」。
もちろん彼にとっても、年齢的なことだけでなく、私の語学力では話し相手としては不十分なこと、
数年に1度程度しか会わないことなどから、
「弟の嫁」としての感覚は薄いと思われます。
国際結婚した友人の中には、「自分のことをいつまでもお客様扱いで、家族として認められず悲しい。」
と嘆く人もいますが、私はこのあまり近くなり過ぎない関係が結構好きです。
日本の田舎で育った私は、嫁として入った血縁関係のない家族との生活や、
義親戚との付き合いに不満だらけの母を間近で嫌と言うほど見てきたので、
この蟠りなくさらっとした感じに憧れていたのかもしれません。
そんな義兄さんに限らず、夫の兄姉全員に言える事なのですが、
会話が常にベトナム語とフランス語のちゃんぽん。
「サバ~Khong?」や「メルシー nha!」、「セボンa?」など語尾だけベトナム語にはもう慣れましたが、
文章中の単語がフランス語だと、その前後から判断して、
「○○のことですよね?それなら、、、」と普段のベトナム語以上に
連想の要素も加わり、頭をフル回転しなければならず、ちょっと疲れます。
さらに、私の発することができる数少ない語彙のベトナム語が、
昔は使わない言葉や言い回しだったりするようで、
お互いに、何度も聞き直しながらの会話になることもしばしば。
きっと相手も疲れていることと思います。
というわけで、何年経っても近しいつきあいには発展しそうにない義兄姉たちですが、
逆に口論から気まずくなったり、表面だけの付き合いで実は泥沼なんて、
不仲に陥ることもなさそうなので、これで良しということで。
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99年よりホーチミン市在住。語学留学を経て、現地企業の社員に。夫、子供、犬とともにアパート暮らし