Net Big Star Co., Ltd.
花咲 大 氏 (President)
ウェブソリューションからシステム開発まで
――業務内容をお聞かせください
ホームページ製作、ドメイン取得、ホームページスペースレンタルなどの基本的な業務、航空券予約・ホテル予約システムや電子商店システムなどのインターネット活用システムの構築、さらに英会話CD、タイ紹介CDなどのソフト開発、工場生産管理システム、社員研修用プログラムなどの業務用システム開発を行っています。日本語、タイ語、英語はもちろん、フランス語・ドイツ語・中国語にも対応。お客様のうち、85%はタイ国内の日系企業、10%は日本国内の企業です。タイは日本と比較して、数分の1のコストで仕事を受注できます。今後も日本国内のお客様が増えていくと予想しています。
――地場の同業他社の特徴は?
ホームページやシステムなど、お客様の要望に合わせて作り上げる商品なので、製作・開発会社の特徴が出ることはないのですが、例えばホームページの場合、色使いが挙げられると思います。日本では柔らかい中間色を多用しますが、タイは鮮やかな原色が好まれます。最近は日本的な感覚に近づきつつあるのか、タイ語のウェブサイトをみていても、中間色が使われ始めています。コスト的な面では、地場は日系と比べてかなり安いといえます。ホームページ製作ですと、1ページ1,000〜1,500バーツではないでしょうか、2〜3年前は500バーツで引き受ける会社もあったと聞いています。当社は、地場の相場に日本の品質とサービスを加味し、料金を設定しています。地場と比較すると当然高くなりますが、日系大手各社よりは割安と自負しています。
――日系企業のニーズ・要望は?
日系企業のお客様は、企業のイメージやこだわりを最大限に反映させようと努力されます。ホームページは不特定多数の人たちに会社のイメージを与えるわけですから、色使いやフォントなど、度重なる細かい変更を重ねます。地場の製作会社は、とても対処しきれないでしょう。注文が多い分、完成度が高くお客様に納得していただける商品となります。製作側としてもうれしい限りですが、最も苦労する部分でもあります。
――ウェブサイトのセキュリティ面について
当社でも、データベースをはじめとするウェブ上での各種アプリケーション開発を行っています。どんなサイト、どんなシステムでも、セキュリティ・ホールはあります。穴をふさげばほかの穴を見つけられてしまいます。ことあるごとに「重大な欠陥」を発表する、マイクロソフト社が良い例です。ハッカーなど知識のある人でしたら、穴をみつけるのは難しくありません。傾向として、個人立ち上げなどセキュリティの甘いサイト、前述のマイクロソフト社のような有名サイトが狙われやすいといえます。無差別にウェブサーバーを自動攻撃するタイプも出ています。ウェブページの改ざん、侵入者が密かに出入りするバックドアの作成、閲覧だけで感染するウイルスなどが、よく知られています。怖いのは、データベースを使っているサイトで、顧客情報を盗まれたり、削除されたりすることです。また、社内からの不正アクセスによりコンピュータの調子が悪くなった、変な広告が出て止められないなど、小さな問題はたくさんあります。システムにかけたパスワードが極めて簡単で、簡単に侵入できるサイトやシステムを見かけます。
――対策は?
自社でウェブサーバーを管理している場合は、OS、ウェブサーバー自体、ウェブブラウザなど、既存のセキュリティホールに対応する修正プログラムを必ず適用することです。ウェブを閲覧するだけの場合でも、アンチウイルスのアップデートを忘れないこと、ファイアウォールを導入すること、社内でアクセス制限ルールを確立することが必要です。また、安易なパスワードを設定したり、その管理を怠ったりしないことです。ウェブサイト製作を頼むときは、セキュリティに対する技術と意識を持っている会社に依頼し、サーバーサイドでの入力チェックや特殊文字の無害化措置を行ってください。現時点では、セキュリティの完全性は望むことができないので、極秘データはウェブ上に置かないことが肝要です。どうしても置かざるを得ない場合は、暗号化しておくことをお勧めします。
タイは人材育成の努力を
――タイの通信事情について
日本とのインフラ整備の格差は、一目瞭然です。開くときに10秒以上かかる重いサイトではいけいない、という原則を守ってホームページを製作しても、タイの電話回線は平均速度56キロバイト、専用線でも128キロバイトです。条件によってはもっと遅くなり、さらにはタイ国内サーバーのメンテナンスの悪さ、管理の不十分さが加わります。しかし、インフラは国の発展と共に改善されていくでしょうし、それを待つしかありません。むしろ、人材育成でがんばってほしいところです。業務上、タイ国内のさまざまなプロバイダーに問い合わせをすることが多いのですが、電話はたらい回し、担当者は経験不足、知識はあってもミスが多いなど、話がスムーズに進みません。IT(情報技術)は国家を支える分野ですので、さらに教育に力を入れるべきでしょう。
――御社の今後について
最近は、ホームページ製作やサイト構築から、システム開発やウェブソリューションに業務内容がシフト、売り上げで80%を占めるようになりました。日系企業の情報システムの導入、向上に役立つ提案、インターネット活用の戦略に寄与する提案ができる、「展望をもった会社」を目指したいと思っています。どのような商品にせよ、お客様の声を最大限に反映させ、改良を重ねて製作・開発、アフターサービスも怠らぬよう、がんばっていく所存です。
――ありがとうございました
住所:39/133 Pipornpong 2 Vipavadi-Rangsit Rd., Donmuang, Bangkok 10210
電話:0-2996-9556
ファクス:0-2996-6917
Eメール:info@big-star.ws
ウェブサイト: