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サイアム・コスモス(日系保険ブローカー).

Siam Cosmos Services Co., Ltd.
Siam Cosmos Life Insurance Services Co., Ltd.
青島 壮一郎 氏 (Managing Director)  

日系で唯一の保険ブローカー
――御社概要をお聞かせください
 伊藤忠商事がサイアムコマーシャル銀行(SCB)と合弁で1990年に設立した保険ブローカー会社です。損害保険ブローカーのSiam Cosmos Servicesと、その子会社で生命保険ブローカーのSiam Cosmos Life Insurance Servicesの2社体制で営業活動を行っています。コスモス・グループとしては1973年に初の海外拠点をブラジルに設立、以後、アジアでは香港、台北、ソウル、欧米ではニューヨーク、シカゴ、ロンドンに進出しています。

――業務形態と顧客について
 各保険会社のさまざまな商品を取り扱う保険ブローカーです。聞きなれない名称かも知れませんが、欧米ではメジャーな業種で、当地タイでも欧米系、地場系ブローカーは何社もあります。日系では当社が唯一の独立系ブローカーだと思います。自社商品を販売する保険会社と比較して、お客様に幅広い選択肢をご提供できるメリットがあります。設立当時は日系企業のタイ進出ラッシュだったこともあり、日系企業さまを主なお客様とさせていただいておりましたが、現在はタイ地場市場にも積極的に進出しております。

――取り扱いの商品は?
 主に、火災保険や自動車保険などの一般損害保険、病気、ケガ、死亡などを対象とした医療保険と生命保険をご案内しております。そのほか、タイではまだまだ取り扱っている保険会社が少ない、商売上の貸し倒れ損害を補填する取引信用保険、株主・その他が役員個人に対して起こす損害賠償請求をカバーする役員賠償責任(D&O)保険など、専門性の高い商品もご用意しております。

タイ在住日本人のニーズに合わせた保険
――御社独自の商品について
 タイ在住日本人の方々のニーズに合わせた法人向け新医療保険、「Global Healthcare & Life Insurance」を保険会社と共同開発いたしました。タイ在住の方が加入されている保険は、旅行者用の保険を日本で年間契約した海外旅行傷害保険が一般的だと思われます。残念ながら、今までは満足のいく海外居住者専用の医療保険は、タイではありませんでした。当社が開発した新保険は、海外旅行傷害保険では対象外の歯の治療費や妊娠出産費用もカバーします。日本人がよく利用する都内の主要病院なら、支払いはもちろんキャッシュレスです。一般の保険同様、既往症や慢性疾患などはカバーされませんが、この場合でも患者様は病院で治療費をお支払いいただく必要はなく、後日、割引の適用された治療費がご契約会社宛てに請求される仕組みです。保険料は、タイの物価ベースで算出されていて割安、また単一料金の海外旅行傷害保険と違い、年齢別に保険料が設定されますので、お子様を含むご家族でご加入される場合はさらにお得だと思います。今のところ法人契約のみで、日本人社員3名以上からご提供しております。

――タイ人向けの商品は?
 主に企業が加入される、福利厚生の一環としての団体保険を取り扱っておりますが、そのほかにもタイではまだなじみの薄い給与天引き方式の個人保険も、お薦めしております。従業員の方々が傷害保険に加入したいと申されたとき、そのまま当社を紹介してくだされば、保険のご案内、給与天引きの手続きを代行いたします。年間保険料を12分割するので、月々のお支払いは小額です。企業側は負担なしに、社員の方々にお得な保険にご加入いただくことで福利厚生の向上を図ることが可能です。
保険市場は今後も拡大

――タイの保険の特徴は?
 日本と比較した場合、タイは物価から考えると、生命保険の保険料が割高です。一方、死亡時の保険金額の設定は低めであるといえるでしょう。人命がまだまだ安いということです。自動車保険をみても、死亡補償額よりも車両保険金額の方が高いなど、人命のためというよりは、自動車自体のための保険という感さえあります。また車やオートバイで事故を起こしやすい20代の男性の生命保険料は、保険商品によっては同世代女性の保険料と比べて2倍以上高くなるケースがあります。

――今後の市場をどうみますか?
 タイの保険市場の未来は非常に明るいといって良いでしょう。経済発展に伴い、生活にゆとりがでてきて保険に気が回るようになり、保険自体も充実していきます。ただ、例えば現在の自動車保険は、過当競争もあり保険会社にとって利益がなかなか上がらない商品といわれています。今後人命が更に尊重され、人の命の価値が上がれば、更なる損害率の悪化が懸念され、保険市場の発展の阻害要因にもなりかねません。このような過渡期をうまく乗り切れば、日本のような揺ぎない市場が完成すると思います。過去、日本の保険市場の拡大過程においても、同じような歴史を経験していますので、例えば日本での試行錯誤の経験がタイでも生かされるような形になれば、非常に有益であると思われます。

――御社の今後について
 保険会社とは違った商社らしい視点で、市場を見極めていく所存です。ニーズに即応した商品を、保険会社と共同で開発していきたいと思っています。
――ありがとうございました

住所:
8th Floor, Maneeya Center Bldg., 518/5 Ploenchit Road, Bangkok 10330
電話:0-2254-8221(代表), 0-2255-3610(日本人ダイレクト)
ファクス:0-2652-0617
Eメール:nishikawa.scs@itochu.co.th (西川)


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