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Kソフト・エンタープライズ(タイランド) (システム開発) 

K SOFT Enterprise (Thailand) Co., Ltd.
加藤健 氏 (代表取締役)  

オフショア・デベロップメントでさきがけ
――御社概要をお聞かせください
 日本本社(東京都千代田区)は2000年11月、タイ現地法人は翌年1月の設立です。スタッフは日本側5人、タイ側はタイ人、日本人、中国人など20人。事務所は、IT(情報技術)関連企業が集まるバンコク北隣ノンタブリ県のソフトウエア・パークで、ビル内では日系企業第1号です。投資委員会(BOI)の恩典認可を取得、外国人社員採用、税制面でメリットがあります。

――業務内容は?
 「インターネットを利用した戦略的ビジネス」のためのシステム開発です。コンサルティング、マーケティング、企画、ウェブサイト製作、運用、システム開発までを一手に担い、特に売り上げに貢献する「営業ツール」としてのウェブ製作で、高い評価をいただいております。日本で受注してタイで製作するという、オフショア・デベロップメントでお引き受けし、タイ国内のお客様は全体の1〜2割にとどまっています。弊社は、タイに製作部門を設ける日系ウェブ製作会社として、さきがけ的存在です。ウェブ製作はオフショア化、アウトソーシング化が主流になりつつあり、発注先は特にインド、中国、東欧諸国などが有名です。

ウェブ製作はビル建設と同じ
――日本とタイのそれぞれのトレンドは?
 日本とタイに限らずどの国も、スタート地点は同じだったと思います。それがこの数年で、国によってかなりの差が出てきました。日本はウェブ製作に対する思想を確立し、ウェブ市場の分析、統計、マーケティングなどで、米国をはじめとする欧米諸国とトップを争っていますが、タイはそのような基盤がまだまだ未熟だと感じています。ウェブ開発はビル建設と同じで、設計思想が必要です。企業は何のためにウェブサイトを開設するのか? 日本や欧米諸国では、重要な営業ツールの一つです。いかに多くの人の注目を集め、ウェブサイトによって売り上げを伸ばしていくかを考え、ウェブ製作に取り組みます。タイでは、自分がどう作りたいかにウェイトが置かれる場合が、多々あります。

――差がついてしまった原因は?
 インフラが一因だと思います。通信事情が悪いので、インターネット市場、ウェブサイト市場が拡大しにくい状況にあります。日本では、ブロートバンドは今や46メガビットで月4000円、1ギガビットの光ファイバーでも月7000円です。タイは256キロビットが普及したばかりで、しかもその質は日本の128キロビット並みといわれています。

――ウェブサイト製作について
 コンセプトに見合ったデザイン、ユーザーにとって見やすいデザインが不可欠です。「この業種にはこのデザイン」というパターンが決まったデザイン、時代に即したデザインがあります。トップページは、数秒以内に基本的な内容が閲覧者に伝わらなければなりません。色弱の方にも見やすい色使いが必要です。閲覧者は見たいと思うウェブサイトを探すとき、たいていYahooやGoogleなどの検索エンジンを利用します。検索されやすいよう、いかに効果的にキーワードを散らばせ、いかに検索の上位に掲載されるか、アルゴリズムを理解しなければなりません。これはあくまでも基礎です。営業効果の高いウェブサイトに仕上がるか否かは、基礎を踏まえた上での、ウェブ製作会社の経験、技術次第です。

――御社の特徴は?
 前述のとおり、営業効果の高いウェブサイトを構築すべく、確かな設計思想を基に、ノウハウを駆使しています。日本と比較すると格安ですが、見よう見まねで作ったストーリー展開の乏しいウェブサイトが多いタイ市場では、高額と判断されます。弊社のお客様は、日本側は一部上場企業の関連企業、タイ側は弊社の製品の質を理解してくださる企業様がほとんどです。

メルマガの伸びに注目
――バナー広告やメルマガについて
 バナー広告やメルマガで売り上げを伸ばす企業が増えています。やはり、いかに注目度を上げるかがカギです。広告主が注目するヒット数は月当たり10万ヒット、少なくとも5万ヒット以上です。最近は特に、メールマガジンの注目度が高まっています。ネットショップなどを立ち上げている企業は、ウェブサイトはメルマガ登録の一手段とし、メルマガで売り上げを伸ばしています。もちろん、ただ送りつけるわけではなく、最も効果的な宣伝内容、送信の時間帯など、データの分析が必要です。

――これからのウェブサイトは?
 マーケティングと営業戦略になくては欠かせない存在として、今後さらに価値が高まるでしょう。バナー広告やメルマガ広告は、印刷媒体のそれを抜かす勢いで伸びています。また、電化製品や電子機器製品など、マニュアル(使用説明書)の役割を果たしていくでしょう。ウェブサイト上なら、ジュニア向け、シニア向けなど、利用者の年齢に応じてデザインや内容を変えるという付加価値を添えることが可能で、紙に印刷するよりコストを低く抑えることができます。

――御社の今後について
 日本の仕事をメインとして対応、タイでは地道なマーケット活動を続けていきます。タイでは「ノウハウは空気のようなもの」と、値下げのご相談を受ける場合があります。ウェブ製作会社はホテルと同じです。1つ星ホテルと5つ星ホテルを一緒に語れないように、ウェブ製作会社も「どこも一緒」ではありません。これまでの日本での実績をご理解いただくべく努力し、成功ノウハウを駆使して、お客様をタイでの成功にお導きできれば幸いです。

――ありがとうございました

住所:99/30 5th Fl., Unit-D, Software Park Bldg., Chaengwattana Rd., Pakkred, Nonthaburi 11120
電話:0-2962-3308 ファクス0-2962-3116
Eメール:kenkato@ksoft-e.com
ウェブサイト:http://www.ksoft-e.com


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