最速クーリエ、貨物・宅配大手との提携も
――御社のネットワークについて
世界49カ国、134カ所です。1969年にニューヨークで設立、35年の実績を積んでいます。本社は現在、米コネチカット州です。アジア太平洋地域の拠点は11カ国、東京にも事務所を設けています。需要は常に世界的に伸びており、特に中国、インドで急成長しております。これまでに撤退を余儀なくされた国は、内戦が起きたレバノンのみ。スタッフはグループ全体で3000人です。
――タイ進出について
タイは1986年から代理店を通して輸送を行っていましたが、事務所開設に至ったのは2003年です。タイだけでなく、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー向けの荷物も管轄しています。
――主な業務内容は?
社名のとおりクーリエです。書類から産業製品、医療品まで、何でもお取り扱いいたしますが、弊社は緊急荷物の取り扱いを得意としています。例えば、工場などで「部品が足りなくなったがラインを止められない」、医療機関が「サンプルをすぐに外国に届けて検査したい」などというときです。そのような緊急時にご利用いただければ、迅速にお荷物をお届けいたします。
――速さの理由は?
航空便など、最も早く出発する直行便を探し、お預かりした荷物を載せます。世界的に有名な航空貨物大手や宅配便大手がタイでも活躍していますが、集荷時間、利用便が一定の時刻に決まっていたり、自社貨物便を運航していたりと、決して最速ではありません。そこが弊社との違いです。多くの荷物を取り扱っていないことも、速さの理由の一つですし、迅速な通関にも長けています。取り扱い荷物によっては、貨物・宅配大手からの緊急の依頼があります。
――これまでに取り扱いの難しかった荷物は?
新型肺炎(SARS)や鳥インフルエンザ関連の医療サンプルをお預かりしたときです。血液サンプルなど、その方面の荷物の取り扱いに長けたスタッフを派遣しましたが、やはり気を使いました。2001年9月11日の米国同時多発テロのときは、米国内で航空便が一時運休となったため、陸運に切り替えたという苦労があります。ほか、珍しいところで、女性モデル用のビキニ、入れ歯などがありました。
一つの選択としての提案
――料金について
最速を自負しており、場合によってはハンドキャリーでお届けという場合がありますので、他社より高めです。緊急荷物を得意としておりますので、長期契約による割引もありません。お客様には料金に見合った質をご理解いただいております。
――顧客について
医療品、自動車関連部品、ハイテク機器部品などをお預かりすることが多く、シリラート病院、マヒドン大学などの医療機関、日系、欧米系をはじめとする自動車・精密機器関連企業をお得意様とさせていただいております。地場系企業のお客様は、料金を重視されますので、ご利用いただくのに難しい面があります。
――今後について
タイ支社は設立2年と若く、弊社の存在をもっと広く知ってもらわなければならないという段階です。今後も医療機関、自動車・精密機器関連企業を中心としたお客様を獲得していきたいと思っております。精密機器メーカーの場合、工場がランプン県の北部工業団地にあるなど地方に点在、必ずしもバンコク首都圏に集中していません。国内クーリエへの注力も不可欠です。弊社は貨物・宅配大手と競合する立場ではありません。「速さならここ」というお客様の一つの選択をご提案するクーリエ会社です。緊急の際にぜひご利用ください。今年の売り上げは前年比30〜50%の伸びを期待しています。
――ありがとうございました
住所:
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