住宅用からオフィス用まで
高級ブランド家具を網羅
――家具を専門に扱われていますが?
個人的にインテリア系のデザインが好きで、それをビジネスに生かせたらという思いがありました。米国への留学を終えてタイに帰国、94年にグループの母体となるチャニン・ホールディング、95年に高級家具輸入販売のチャニン・ファイン・ファニシングズを設立。96年には、英国が本店の高級家具店ハビタのアジア唯一のフランチャイズであるハビタ(タイランド)、2000年にインテリアデザイン専門のチャイム・デザイン、オフィス用家具の輸入販売のCHMシステムズを立ち上げました。
――取扱商品について
ハビタ(タイランド)は都内ショッピングセンター、サイアム・ディスカバリー4階に800平方メートルという広さのショールームを開設しています。CHMは「アーロンチェア」ブランドのオフィス用イス、それに合わせたテーブルなどのオフィス家具を販売しています。ショールームはウィタユ(ワイヤレス)通りのナイルート・パーク・ホテル隣。同ブランドは米ハーマンミラー製で、高級オフィス用イスとして、世界第2位のシェアを誇るといわれています。
――それぞれのブランドの特徴について
ハビタのコンセプトは、商品の「美しさと使いやすさの融合」、何年使っても飽きない「新鮮さ」です。アーロンチェアは、オフィスで仕事をする人間にとっての最適な姿勢を保つための設計が施されています。座面の高低、リクライニングの角度、ひじかけ、さらには背もたれ内のパッドなどを使用者の体に合わせて調節できるイスです。
――高級な分だけ、価格も高そうですが?
決して安くはありません。ハーマンミラーは自社でデザイナーを抱えず、イスのデザイン・設計を外注に出していると聞きます。自社でのデザイン・設計は、市場動向や製作コストなどがアイデアに悪影響を及ぼしかねないからです。また環境を考慮して、多くのリサイクル原料を利用しています。
――チャイム・デザインの業務は?
高級ホテルのロビーの設計、家具搬入が専門です。これまでの実績として、ウィタユ通りのホテル「コンラッド・バンコク」、同地の商業施設「オールシーズンズ・プレイス」、ラチャダムリ通りの「フォーシーズンズ・ホテル・バンコク」があります。そのときのホテルデザイナーとの付き合いで、オーストラリア・シドニーの「フォーシーズンズ・ホテル・シドニー」のロビーも手がけました。
市場は常に拡大
――顧客について
ハビタ製品は家庭用家具が中心なため、店に訪れる買い物客がほとんどですが、弊社スタッフが購入者の自宅を訪れてデザインを提案する場合もあります。アーロンチェアはショールームに来られる一般の方や、一般企業、特に外資系からの注文があります。多くは研究所、博物館・美術館、デザイン会社、広告代理店、美術系をはじめとする各種学校などです。コンピュータの前に長く座る仕事で重宝されています。
――タイの地場企業からの注文は?
外資系に比べると少ないのは確かです。しかし、タイ経済の発展、生活レベルや健康に対する意識などの向上により、需要は増えていくでしょう。会社設立から現在に至るまで、売り上げは確実に伸びています。輸入製品にかかる20%の関税も、いずれは低くなるでしょう。長期的な視野を持って、今後も市場拡大と楽観的に判断しています。
――事業拡張の予定は?
ハビタは5年以内にショールームを3〜4カ所増やしたいと思っています。バンコク都内ほか、南部プーケットなどの地方も考えています。CHMも同様、プーケットや北部チェンマイなどの地方販売、小売店での販売強化ができたら良いと思っています。将来的には、「メイド・イン・タイランド」など、オリジナル製品の販売もありうるでしょう。いずれも市場を見極めながら進めていきます。
――売り上げについて
グループ全体で3億バーツ、今年についてはハビタが3〜4割の売り上げ増を見込んでいますが、平均では20%増でしょう。
――ありがとうございました
住所:Suite 15, The Promenade Decor (Nai lert Park Hotel), 2/4 Wireless Road, Patumwan, Bangkok 10330
電話:0-2655-0400 ファクス:0-2655-0404
ウェブサイト:www.chmsystems.com, www.chanintr.com