――御社業務について
工場を中心とした建物の屋根に塗装する、室内温度を下げるための遮熱塗料の企画・製造・販売・施工です。経費削減、省エネ、環境保全といった理由から、タイでも遮熱塗料の需要は右肩上がりです。既製の塗料をただ塗るだけでなく、塗料そのものを自社開発、その土地、その工場にあった施工を企画し、施工後は5年といった長期間の無料メンテナンスを行っています。" />――御社業務について
工場を中心とした建物の屋根に塗装する、室内温度を下げるための遮熱塗料の企画・製造・販売・施工です。経費削減、省エネ、環境保全といった理由から、タイでも遮熱塗料の需要は右肩上がりです。既製の塗料をただ塗るだけでなく、塗料そのものを自社開発、その土地、その工場にあった施工を企画し、施工後は5年といった長期間の無料メンテナンスを行っています。――会社規模、関連会社など
スタッフ数46人、ほとんどがエンジニアです。バンコク本社のほか、工場が集まる中部アユタヤ県、東部チョンブリ県、北部ラムプン県にそれぞれサイトオフィスを構えています。ほか同系列会社として、バンコク西方サムットサコン県に塗料製造工場兼研究室、塗料および原料の製造販売で米国に弊社支社、「TAWAN U.S.A」などがあります。――設立、タイ進出の経緯について
1999年設立です。世界各地でさまざまな事業化調査を行った結果、遮熱塗料をより必要とする気候で、メーカーの製造拠点としての工場が多く、現地での塗料製造が可能で、今後も需要の伸びが期待できる国として、タイ国を選びました。中近東、アジア諸国への進出の情報収集および輸送アクセスなどの便も考慮しています。――塗装による効果は?
屋根表面自体の熱、そして屋根から伝わる熱を低減させることにより室内温度を下げ、その効果で空調機などによる電気使用量を削減、省エネ化および経費削減を達成し、二酸化炭素を削減するといった環境保全にもつながります。工場によっては会社の方針で空調機を設置していないところも多くありますが、室内が暑いと仕事に身が入らず、従業員の作業効率の低下、ひいては従業員の定着率低下につながります。室内温度を下げることは省エネと従業員の環境保全に大きなメリットを生みます。――低減できる温度の目安は?
弊社実績の一工場を例に挙げると、屋根裏面の温度を未塗装時の最高75度から40度まで温度降下させ、その下に設備されているグラスウール保温材下部での放熱温度を10度強降下させます。結果的に室内温度は4?6度低下し、空調使用電気料を30%強削減出来ます。――赤外線・紫外線が温度上昇の原因ということでしょうか?
そうです。温度上昇の原因となりうるだけでなく、屋根、構造体の劣化の原因ともなります。赤外線や紫外線が強いタイでは、日本以上に対策を講じなければなりません。弊社で調査の結果、タイでは暑く感じる雨期前の3?5月より、乾期の10?2月の方が太陽光から受ける赤外線、紫外線が強いということが分かっています。――御社製品の特徴は?
塗料のタイ国自社生産に成功しているため、塗料配合の微調整を可能としています。各地の施工現場での工事・メンテナンスデータに基づき、現場の構造体の状況、気候・風土などに合わせて塗料を配合、遮熱効力および塗料寿命を最大限に上げることが出来ます。また何よりも、顧客様への対応の速さとコスト面で、大きな違いがでてきます。遮熱塗料の心臓部「セラミックビーズ」は各社それぞれ違う物を使用されています。弊社の場合、遮熱効力を最大限に上げると共にタイの環境に合わせるため、セラミックビーズも自社開発。使用するセラミック質の球体は同じですが、形状、強度、内部などにおいて、他社との差別化を計っています。――地方によって配合の条件が変わってくるのでしょうか?
例えば上空のスモッグの影響である程度の赤外線・紫外線が削減されるバンコク首都圏、海風にさらされる東部、標高が高くて赤外線・紫外線が強い北部など、実際にはさらに細分化していますが、配合を微調整しています。工場の屋根面だけでなく、工場内の熱源抑制、遮音抑制、結露抑制、精密機器の熱伝導抑制、専用塗料など各種の用途に対応する遮熱塗料の生産が可能です。――企画・製造・販売・施工と一貫体制としている理由は?
お客様の状態に最適な商品を作成し、後々まで効果を確認しなければならない業種だからです。「製品を送って現地の業者に施工させ、海外で受注してみては」という話もいただくのですが、施工時のサビの除去・防止、補強ひとつを取っても、他業者には任せられない重要な仕事です。サビは屋根と塗料の大敵であり、除去・防止の状態が塗料の効果持続にかかわってきます。必ずお客様の対象物、例えば屋根などに上がり、細かいサーベーから始め、試験塗布により適合すべく塗料の内部配合量を確認。弊社エンジニアにより最終工事まで責任施工し、工事完了後はデータをメンテナンスチームで管理します。――そのほかの製品について
お客様のニーズにより、壁面クラック防止、アスベスト放出防止、別注色などに対応しております。特にアスベストは、タイではこれから対策が練られるであろうという状態ですが、ご存知のように世界的に問題になっており、自主的に対策を練るタイの日系企業も多いようです。実際にロジャナ工業団地入居の某大手プリンターメーカー様、サイアムイースタン工業団地入居の自動車部品メーカー様などは、他に先駆けて対策工事を実行されています。――塗装後のフォローについて
お客様との細かい連絡でアフターフォローに努めています。施工後5年間、年2?3回の無料メンテナンスを行い、随時データを蓄積します。施工塗布面の安定状態の確認、施工塗布面の高圧洗浄(表面の美観を整えるためのサービス)、それ以外でも雨漏り等のどのようなトラブルが発生しても対応できるよう、常時24時間体制です。これが、大きな財産と考えております。――顧客状況は?
率先して省エネ効果、経費削減、環境改善を実行されているメーカー様で、ほとんどが日系です。タイ現地工場でも今年に入ってから、多くご依頼をいただき始めています。タイにおいても環境保全の重要さが認識されている表れと、嬉しく思っております。――今後について
人材を育成して、現状持つ月次施工処理能力を引き上げる所存です。将来的には、遮熱塗料を一般庶民でも手に届く価格にし、一般商品化させたいと思っています。遮熱塗料で室内温度が4?6度下がれば、エアコンがない家屋でも日陰程度の涼しさが確保できます。タイを選んだ理由の一つは、「万人に使ってもらえる商品」という夢を実現させることでした。上海、ベトナム、インドネシアなど、海外進出の話もあり、一部は実現に向けて動いていますが、やるべきことはタイ国内にもっとたくさんあると思っています。――売り上げは?
2004年2500万バーツ、2005年6000万バーツ、今年は1億5000万バーツを目標としています。――ありがとうございました

●屋根の一部分(1平方メートルほど)を利用してのプレゼンテーション。塗装部分と未塗装部分
の温度差を確認
●室内での温度低減の体感実験
●見積もり (ここまで目安1週間)
●サビ除去・防止、塗装などの施工(5000平方メートルで1週間から10日、1万平方メートルで
2週間から20日が目安)
●施工後検査・引き渡し(1週間目安)
TAWAN CK.S (THAILAND) CO.,LTD.
小島謙一 氏 (代表取締役社長)
住所:Room 505, 5F Tonson Building, Soi Tonson, Lumpini, Patumwan, Bangkok 10330
電話: 0-2684-5940-2 / 0-1783-6623 (日本人担当:小島)
0-1795-7523 (タイ人担当:Nirut)
ファクス: 0-2684-5943
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