ネットワークインテグレータ
大倉淳一 氏 (株式会社ネットマークス国際企画部部長)
海外展開の日系企業に注力、各地拠点を面でカバー
タイはグループ最大の海外拠点
――本社・グループについて
ネットマークスは1997年3月、住友電工のインテグレーション部門が分社独立したネットワークインテグレータ(NI)です。メーカにとらわれることなく時代に即したネットワーク構築というニーズの高まりを背景に、設計、構築、運用・監視、保守にいたるまでトータルにお客様をサポートしております。現在は三井物産系IT(情報技術)大手の日本ユニシスが主要株主となり、東京証券取引所市場第二部に上場。日本国内に9拠点を構え、国内従業員数は850名を超えます。
――タイ進出の経緯は?
タイはシンガポール、インドネシアに続く3番目の海外拠点で、1999年7月設立です。弊社グループは住友電工のインテグレーション部門だったことから製造業の市場に強く、多くの日系メーカーの製造拠点となっているタイは、お客様からの進出のご要望が多かった国で、現法設立は必然的なものでした。
――タイ現法の位置付けは?
ネットマークスの海外拠点は、中国および東南アジア地域で7カ所。従業員数220名のうちタイ現法が半数を占め、海外拠点では最大規模です。2007年には日本本社とタイ現法の出資により、ベトナム現法を設立。将来的なビジネス市場にインドが入ってくるとすれば、やはりタイが日本からの中継地点となり、重要な役割を果たしていくことになると見込んでおります。
――業務内容について
インターネット&イントラネット接続、サーバ・クライアント構築、ネットワーク機器販売・設置、ネットワーク回線敷設、ネットワーク診断・保守、セキュリティ対策、アプリケーション開発などです。NIとしてはいたって通常の業務ですが、当たり前のことが、まだまだ出来ないのが海外現場の実情です。弊社はこれらを、日系企業が求める高い品質、サービスでご提供するとともに、国を超えてグローバルにカバーするNIであることが特長です。
日本と海外拠点をつなぐ真のネットワーク
――具体的には?
日本で叫ばれている「内部統制」というのは、日本国内だけでなく海外拠点も管理できなければ、達成したとはいえません。弊社がご提供するシステムは、日本本社と海外拠点が情報を共有できる状態に保つためのものです。各地がつながっている状態は、「システムを売って終わり」では成りたちません。弊社グループはそのために、お客様とのコミュニケーション、保守・サポートの充実に力を入れ現地スタッフの人材育成に力を入れています。
――どのような体制でしょうか?
日本人駐在員は、数年経ったら帰国してしまいますが、お客様とのやり取りはその後も長く続きます。駐在員ではどうしても限界があるため、末長いフォロー・アフターサービスが可能な日本語もできる現地スタッフを主力としています。定期的な日本研修や国際会議開催で現地スタッフの育成に努力。さらに、本社国際企画部の日本人が各地を回り、現地の声を吸い上げて本社にご報告するなど、お客様の本社と海外拠点をつなぐ役割を果たしております。このため日本人駐在員は中国とベトナムの2カ所のみです。
――タイの顧客状況について
自動車関連、家電関連の日系メーカー様が8割を占めます。ほか、航空会社、銀行、大手素材メーカー、大手飲料メーカーなど、現地のお客様にもご利用いただいております。
――事業拡張など今後について
弊社がネットワークインテグレータとしてより充実したシステムを構築し、より充実したサービスをご提供させていただくには、さらなる海外拠点の充実が重要となってきます。また、より高度なネットワークシステム構築は現在のところ大手メーカー様が中心となっていますが、やがて中小メーカー様に急速に広がっていくのは確実で、今がその始まりの時期と感じております。今後は中小様にもご利用しやすいシステムの提供が増えていくでしょう。
――タイの顧客状況について
自動車関連、家電関連の日系メーカー様が8割を占めます。ほか、航空会社、銀行、大手素材メーカー、大手飲料メーカーなど、現地のお客様にもご利用いただいております。
――売り上げ目標は?
海外グループ全体として、2010年に50億円達成です。
――ありがとうございました

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