古賀 敏生 氏 President Director
――設立の経緯
弊社は、汎用パッケージ開発およびプロジェクト・マネジメントを専門とする「株式会社ロジックス・ジャパン」の販売・サポート拠点として、2006年に設立されました。それ以前は、インドネシアで販売代理店を通して本社製品を販売。同国での好調な売れ行きを踏み台とし、より多くのメーカーが集中するタイをアセアン拠点に選んだことがきっかけです。
弊社は現在、本社製品の販売のみならず、タイでのビジネスにより適応するパッケージソフトウエアの開発や、これからのクラウドコンピューティング時代に対応すべく、Webブラウザを使用したASP* / SaaS** 対応のソフトウェア開発にも乗り出しています。また、インドネシアは後の2007年に現法化に至っています。
――製品は
APS生産管理システム「ACCROAD Pro(アクロード・プロ)」です。受注から出荷までの生産業務を効率的に管理するのが生産管理システムですが、資材や製品が「いくつ必要なのか」に加えて「いつまでに必要なのか」の日程計画(差し立て計画)も管理できるのが弊社システムです。
APSは「Advanced Planning and Scheduling」の略語です。基準日程、資源計画、納期計画の大日程「プランナー」、製造順序計画、資材とのシンクロナイズ、稼動計画の中日程「スケジューラ」、予実管理、特急対応、トラブル対処の小日程「計画調整」といった3段階の計画機能で「見える化」を実現。このような作業の開始、終了時間まで管理できるシステムはタイでは非常にまれで、スケジューラ開発から始まったロジックスならではの生産現場に適合した製品といえます。
――多言語対応も好評とのことですが?
日本語をはじめ、英語、中国語(簡体字)、タイ語、インドネシア語の5カ国語を標準装備しています。アプリケーションを変更することなく、言語を切り替えて使用することが可能です。
EラーニングのトレーニングCD、いわゆる取扱説明書も多言語化を実現しています。システム自体の多言語化は決して珍しくありませんが、文字だけでなく音声や映像で操作方法などを解説する<トレーニングCD>に至っても複数の言語を選択できるというのは、数少ないでしょう。さらにアフターサービスも万全の体制を整えており、日本人のプロジェクトマネジャーが常に対応いたします。
――タイで独自開発したシステムは?
投資委員会(BOI)の恩典付与事業として認可されている、IPO(国際購買事務所)対応の管理システムです。商社が行う取引に対してさまざまな優遇処置が施されるため、日系企業の申請は右肩上がりです。
優遇処置というのは、外資100%の設立が可能、輸出用もしくはBOI認可企業向けの機械・材料の輸入関税の減免、外国人の労働許可証の取得枠の優遇といったものです。
――システムの内容は?
Forecast管理、現状在庫とForecast情報、発注残から在庫推移を計算して表示可能な有効在庫の問い合わせ、調達管理、在庫問い合わせ、受注出荷管理、棚卸入力、入出庫入力と実績の問い合わせなどです。各種会計システムとのデータ連係にも対応しています。
――年内の目標は?
アセアンという広範囲な地域でのさらなる活躍を実現するため、既存のタイとインドネシアを含め、ベトナムやマレーシアなど計5カ所の拠点確保を目標としています。今年度の販売目標としては、アセアン全体でアクロード10セット販売です。1セットの導入で8―10カ月を要するため、10セットという数字は実現可能ながらも高い目標と見なしています。
――ありがとうございました
* ASP(エーエスピー) 【アプリケーションサービスプロバイダ】
ASPとは、ビジネス用のアプリケーションソフトをインターネットを通じて顧客にレンタルする事業者のこと。ユーザはWebブラウザなどを通じて、ASPの保有するサーバにインストールされたアプリケーションソフトを利用する。
** SaaS(サーズ、サース) 【Software as a Service】
SaaSとは、ソフトウェアの機能のうち、ユーザが必要とするものだけをサービスとして配布し利用できるようにしたソフトウェアの配布形態。サービス型ソフトウェアとも呼ばれる。

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