タイでもすっかり聞かれるようになった「環境」という言葉。これまで環境保全といえば、日系を筆頭とする外資系の姿がとかく目に付きましたが、今ではタイの地場企業の多くが、「地球に優しい」対策に取り組んでいます。タイ国営企業へのインタビューをはじめとする、「環境保全に取り組むタイ企業」をご紹介。
タイ国営石油会社
PTT Public Company Limited
Mr. Prasert Bunsumpun
President and Chief Executive Officer
――タイおよび世界の環境についてどのようにお考えですか?
現在の環境は、ここ数十年という短い間に急速に破壊されてきました。世界の中でタイは比較的小さな国ですが、大国と同じような環境問題に直面しています。
タイやその他の発展途上国が抱えている自然環境の破壊問題は、タピオカ、サトウキビ、麻などの単一栽培地を確保するために森林を破壊し、化学肥料や殺虫剤を多用し、さらに多くの工場を建ててきたことが大きな原因のひとつになっています。無計画な開発の影響がここに来て顕在化してきたわけです。
一方、先進国の環境破壊問題は、工業部門の拡大による大気の汚染が主な原因で、地球温暖化に深刻な影響をもたらしています。環境破壊は今やすべての国が抱える共通問題であり、すべての人が協力して取り組まなければなりません。
――環境保護についてのPTTの基本方針と具体的なプロジェクトについて教えてください。
環境保護に取り組むにあたり、PTTは環境保護という考え方そのものを育成することに力を注いできました。よい環境保護活動とは、全体のための利益を生み出しているという自信に支えられていなくてはなりません。
PTTはまた、環境にやさしく、品質と安全性を兼ね備えた各種エネルギー研究開発の先導役を担っています。
地域住民と環境保護に関する社会プロジェクト
王室プロジェクトの一環として行われている永久植林計画では、1994―2008年にかけて1600平方キロの植林を実施しました。酸素放出量に換算すると年間1450万トンで、これは150万人の人間の一生を支えることができる酸素量です。また、二酸化炭素の吸収量は年間1810万トンで、これは炭素固定コストにして約60億バーツに相当します。
「森を愛し、人を育てる」84地区における森林保護プロジェクト
2007年から実施されている充足型の森林保護プロジェクトには、当初の目標であった84地区を超える全国87地区・898カ村のコミュニティが参加し、世界の産業界で最も権威があるとされるプラッツ世界エネルギー賞(2009年度)の「コミュニティ開発プログラム部門賞」を受賞しました。
――PTTの環境マネジメント予算についてお聞かせください。
PTTは人々の環境保護意識を高めることを何よりも大事にしています。王室プロジェクトの一環として行われている永久植林計画では、「人の心に森を育てる」という国王のお言葉の下、「人あれば森も生きる」という考え方を実践し、村落開発計画や森林保護ボランティア計画を通して、地域住民が森を破壊することなく、職を持ち、森と共存できるように支援を続けてきました。PTTは植林や森林保護のために地元住民を雇用することはありません。森林は共有財産であり、誰もがその共同管理者であるという意識を地元住民が持ち、自ら森を守っていけるよう手助けをしているに過ぎないのです。
このような考え方から、PTTは環境対策に特別な予算は計上しておらず、CSR(企業の社会的責任)事業の中に含めてそこから予算を拠出しています。過去10年にわたる1600平方キロの植林プロジェクトには30億バーツ(1600平方メートル当たり3000バーツ)を拠出、森林周辺に住む地域住民へ利益を還元してきました。
――ありがとうございました。
domnick hunter - RL (Thailand) Co., Ltd.
Tel : 0-2678-2224
Thai-German Engineering & Construction Co., Ltd.
Tel : 0-2917-3611, 0-2917-3658
Thai Polymer Supply Co., Ltd.
Tel : 0-2312-2021~8, 0-2730-1240~7, 0-2392-1198~9

Energy Saving Solutins Co., Ltd.
Tel : 0-2524-2326~9
