整形外科医
Dr. Sompoch Paiboonsirijit
マヒドン大学医学部(ラマティボディ病院)卒。診察時の使用言語はタイ語/英語/中国語(潮州語)。専門は脊椎内視鏡下手術。2009年3月からバムルンラード国際病院に勤務、5月に椎間板ヘルニア内視鏡下手術センター開設を予定している。
――先生のご担当について
これまでに弊院で行った椎間板ヘルニアの内視鏡下手術は120件以上にのぼります。
整形外科を修了した医師は骨・関節疾患の手術ができますが、椎間板ヘルニアの手術は専門医の領域です。私と、同じチームで医療を行っている医師2人はドイツの内視鏡下手術の考案者(DR. SEBASTIAN RUETTEN)のもとで研修を受け、30件の臨床経験を積んできました。内視鏡は常に開発が進み、その最新技術を導入することにより、患者さんの負担は日々軽減されています。術後の痛みも少なく、合併症の心配もなくなります。そして社会生活への早い復帰が望めます。そのために、私は常に最新事情をチェックしています。
――椎間板ヘルニアについてご紹介ください
老若男女を問わず発症する病気です。椎間板は円形で、髄核と呼ばれる内部はゼラチン状、外部は線維で縁取られ線維輪と呼ばれています。椎骨同士の間に存在し、クッションのような役割を果たしています。しかし線維輪が破れてしまうことがあります。すると飛びだした髄核が神経を圧迫し、腰から足にかけてひどい痛みを引き起こします。重症になると立ち上がることができなくなったり、排尿や排便時に異常を感じることになります。
従来の椎間板ヘルニア手術は目視下での切開手術でした。切開穴は7~8センチで、ヘルニアを摘出するために周囲の組織まで傷つけることになり、患者さんの肉体的負担は大きなものでした。また目視下では周辺がよく見えないため神経を傷つける危険もあり、半身不随になると恐れ手術を嫌がる患者さんは少なくありませんでした。また入院日数も5日ほどかかりました。
――治療法は手術以外にもあるのでしょうか
症状によっては手術の必要はありません。多くは保存療法として、鎮痛剤の投与やけん引療法、選択的神経根ブロック(SELECTIVE NERVE ROOT BLOCK)を行います。患者さんの80%はこれで改善されます。
――現在主流となっている内視鏡を使った手術のメリットは
まず、神経など内部の正確な画像がえられるため、手術の安全性が格段に向上します。また切開穴も8ミリと小さいため、痛みも少なく術後の早い回復が見込めます。入院日数はたったの1日です。
手術法はまず、X線検査でヘルニアの位置を確認し、背中に空けた8ミリの切開穴からカメラを通します。医師はカメラが捉えた画像をモニターで確認しながら、先端に超小型の医療器具のついた管を通し、痛みを起こしている部分を摘出します。
――ヘルニアの自覚症状は
腰痛や膝までの放散痛、下肢のしびれや排泄障害などがあります。
ゴルフ愛好家の皆さんの多くはこのような症状に悩まされているかと思います。悪化して治療が困難になる前に、医師にご相談ください。
また、そうでない方も以上のような症状があれば、弊院の専門医にご相談ください。日本人通訳を通じてのご予約も承ります。
――ありがとうございました
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