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タイ初の商業3Gサービス始動 前途は多難

2009/12/ 9 (18:19)| 主要ニュース  企業  写真ニュース

【タイ】タイ国営電話会社TOTは3日、タイ初の商業ベースの第3世代(3G)携帯電話サービスをバンコク首都圏(バンコク都、ノンタブリ県、パトゥムタニ県、サムットプラカン県)で開始した。携帯電話販売などを手がけるタイのサマート・Iモーバイ、商社のロクスレーなど3―5社がTOTからインフラを借り受けMVNO(仮想移動体サービス事業者)としてサービスを行う予定。TOTは全体で2010年2月までに加入者50万件を目指すとしている。

 タイ3G市場への民間企業の参入は来年前半に実施される見通しのタイ通信委員会(NTC)による事業権入札以降となる。タイの3G事業権入札はNTC委員の人選、制度設計の難航、政局の混乱などで年単位でずれ込み続けている。

 3Gで民間に先行したTOTだが、事業の先行きは不透明だ。同社は▽固定電話など自社事業の売り上げ▽事業権を付与した民間通信会社からの売り上げ分配 ――という収入の2つの柱のうち、事業権料収入を市場自由化にともない失う。生き残りには自社事業の強化が必須だが、独自展開する携帯電話サービスが契約者1万件程度と低迷するなど、民間相手の競争力は低い。3Gサービスを全国に拡大するには200億バーツ以上の投資が必要で、タイ政府の支援が不可欠だが、巨額の投資に見合う経営能力がTOTにあるとは考えにくく、政府は最終判断を先送りしている。

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